文化祭 最終話

「フフフ・・・」お妙は、不適に笑う。「最初から、逃げるのは承知の事!!ちゃんと策があるのよ!!」そういうと、お妙は、マイクを持ち、体育館の入り口に立つ。「かぐらちゃ~~~ん。ス昆布10個買ってきたんだけど~どうしようかしら~~~!!」キーンと音と共に、お妙の声は、体育館は勿論、外にまで聞こえた。そして、勿体無いけど、廃棄かしら~~と叫ぶ。生徒に、人差し指を立て「一分以内にきます」とにっこり笑った。そ...

文化祭 act 11

「え~と、クラス対抗ライブを、見事勝ち取った、この4人に、何かご褒美を考えたいと思います!!」ひときわ大きな声を張り上げたのは、お妙だった。少しでも神楽たちの視線をコチラに反らそうと気を利かせたのだった。皆はお妙の声に賛同し、次々に案を出す「一週間課題なし!」「欠席してもOK!]「購買のパン食べ放題!」「土方君とデートできる!」「え、じゃあ私は高杉君がいい!!」「私は、沖田君がいい!!」「私は近藤さん...

文化祭 act 10

ガヤガヤと騒がしい。声と声が広さで反響する。文化祭の打ち上げ、時間は夕方6時を過ぎろうとしていた広い体育館の中では、人が後夜際を楽しむ。3Zの打ち上げ。理事長からのカンパもあり、盛大に行われていたジュースやお菓子を広げられ、いくつもの台がせわしく並ぶ。窓から見えるのは、夕暮れの明り。顔なじみが並ぶ・・・はずの打ち上げは、あれよあれよと言う間に、他クラスからの同級生で溢れた。それぞれ手土産持参で入っ...

文化祭 act 9

「とりあえず待ってろィ。逃げも隠れもしねぇよ」神楽を連れて出ようとする。しかし、磯崎はそれを許さなかった。当然といえば当然だった。沖田の行く先を阻み、沖田共々囲む。沖田よりがたいがいい男がずらりと並ぶ。さすがに神楽も少し不安がでた。無意識に沖田の制服の裾を掴む。下に引っ張られた沖田の制服は、沖田の体に感触が伝わる。後ろをチラと沖田は振り返り、神楽の表情を見る。普段見せない様な不安な顔。軽く舌を鳴ら...

文化祭 act 8

「あれっ?何処行ったアルカ?」神楽は、沖田等と逸れてしまった。はぐれる理由。それは沖田が一番最初に言っていた通りに、裏口から出るとともに、溢れんばかりの女子高生に囲まれ、それぞれが散らばりになって逃げたのだ。誰からもマークされてない神楽は比較的逃げやすかった。沖田も、自分の近くに居れば、人に揉みくちゃにされるからとあえて距離をとった。それでも神楽は沖田の場所を目で確認して来たのだが、とうとう分から...

文化祭 act 7

「急がし過ぎるアルぅぅ!!」教室から廊下を何回も往復する神楽。あの甘い時間。あれは嘘だったのではないだろうかと思う程の急がしさ。甘い時間に酔うあまり、自分が実行委員だと言う事を忘れていたのだ。沖田らのライブは、既に始まっている。だが確実に行けないのは分かっている。もう何度となく聴いた歌。それでもやっぱり聞きたかった。沖田らは歌うごとに、深みを増していく。聞くものを魅了する。頭の先から、足のつま先ま...

文化祭 act 6

対抗ライブはコレで万全だと、神楽は喜ぶ。すると、舞台下のギャラリーからは、低いテンションが漂い始め散らばっていった。沖田も、仕方ないと承諾する。が、今までやってきた分、歌は新八でいくと言う方向になる。そしてそれは、高杉らも同じ気持ちだった。しかし、新八は余計に反対する「駄目です。僕が歌ったより、沖田さん等が歌ったほうが絶対良いです!!」「今まで歌ったのに、もったいないだろィ」「新八君。俺らは、どん...

文化祭 act 5

沖田らは、唖然と光景をみる。何がどうなっているのか「コレでいいアルカ?」神楽はすくっと立ち、荒木らを見かえす「なんだろうなぁ。その態度がむかつくんだよ」「全然悪いって風にはみえねぇモン」「悪いと思ってるから、謝ったネ。その手の事に。」「コレじゃあ、俺利き腕使えなくて困っちゃうんだけど」「むぅ・・・・じゃどうすればイイアルか?」自分の所為で、ライブは一からやり直し。謝ってすむならと神楽達は頭を下げた...

文化祭 act 4

「いい加減にするアル!!」体育館に、神楽の声が反響する。3年の生徒は、この騒ぎを聞きつけ、だらだらと体育館に集まって来た今日の放課後は、3zがライブの練習をする時間だった。もうすぐ本番も近く、通して歌を歌ってみようとやったが、最初の一曲が終わらないうちに、又もや、グチグチと嫌味を言ってきたのは、荒木だった。がたいがよく、おまけに何故かこの3人はナルシストが入っている。若干ギターとドラムが出来るからか...

文化祭 act 3

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