90000hit act 1

読者の皆様
いつも読んでくださってありがとうございます☆
90000hitあ、ありがとうございます!!!

えっと、つい最近80000hit執筆した感があるんですが…★
でも本当にありがとうございます☆
つ、ついにです!!長かった物語も、本当に終わりに…!

まだまだ、未熟モノのツンデレですが、これからも宜しくお願いします☆

続きを読まれる方は
ぜひ、コチラからどうぞ
(えんぴつマークの英語のところです)
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世界の人々は、時間を刻んで行ってるが、まるでその場だけ、時間が凍りついた。
そして、それを一番最初にパリンと割ったのは、総悟だった。生暖かい空気が自身を包み、溶けて行く氷。
それはまるでスローモーションの様な光景だった。総悟が横を通り過ぎて行くと、生暖かい空気が舞い、次々に凍った氷を溶かしていく。
パリンパリンと溶けて、空気に自分が溶け込むと同時にそれぞれが総悟の後を追った。

車も、ドアも、何もかもそのままに…。

なだれ込むようにリビングへ駆けつける男。
その姿をミツバは確認すると、神楽の手をきつく握り閉めながらもその顔は安堵の表情へと変わる
一人で心細いのは、ミツバも神楽も同じ。神楽は始めての経験。そしてミツバはコレから自分が経験する事だから。
何度も瀕死になった事だってある。怪我だって、傷だって、数え切れない位してきた
痛い事なんてしょっちゅう。だからこんな痛みなんて…。
そう思えるはずなのに、やっぱり痛い、痛いものは痛い。
未知の痛さ。これからどれだけ痛みが増すかも分からない。だからこそ恐い。恐いから痛いのだ。
だが、その反面、この痛みを乗り越えれば、長い間、ずっと待ちわびた瞬間が得られる。
大切で、愛しくて、あたしの宝物――――。

「神楽!…大丈夫か?」
総悟のその顔は眉間に皺を作り、その顔は切なそうで。変わってやりたいが、こればかりはそうもいかない。
その手で神楽を抱き締めた。
神楽の、痛みの感覚の垣間見る、少し微笑んだ顔。ミツバの握っていた手を、今度は総悟がきつく握る
額の汗を袖で拭う。だが又真新しい汗が滲んだ。


足元に視線を落とすと、先程破水して出てきた羊水が太股からピチャリと伝う。
すぐに行動を取ったのは、土方だった。総悟の名前を呼ぶ頃には、神楽を抱いて同じように車に足を急がせた
振動の伝わりにくく、更に運よければ道行く車が、白黒の車だと言うだけで避けてくれる。
好都合だった。

その間も、痛みと戦う神楽に、とにかく総悟は頑張れといい続けた。
運転をしながらでも、土方は神楽の様子を横目で伺う。今この状態が普通なのか危険なのかさえ分からない。
破水をしてしまったと言う事、全く分からない事だから恐い。

鬼の副長とも言える彼が、これほどまでに心配する様を神楽はすこし嬉しくも思う。
そして自分を抱いてくれているのは、世界で今は一番の人。心強かった。

しかし、痛みは強くなって行く。
「ぅぅううう~~~!!っぁああっ!ふ…くぅぅ…んんんっ…」
もぅ頑張れとしか言えない。それ以外に何も出来ない。総悟は唇をきゅっと噛む。
手を握る力が強く、。思わず撓(しな)りそうだ。

まだ…まだ大丈夫。まだ我慢できる。コレくらいじゃ…これから母親になるんだから…
そう思う神楽に、耐える痛みの合間、ふと浮かんできた…。
本当に、本当に、自分と目の前の男が、こうしてもう一度同じ道を歩いて行き始めたと言う事…。




本当に、こんな妊娠生活…
今思えば胎教に悪かったネ。
妊娠が分かって、すっごく嬉しくて、その後に言われた台詞…心がぐっちゃぐっちゃになって壊れていくのが分かった。
傷ついたなんてモンじゃなかったヨ。この世の中が壊れたかと思った。信じられなかったし、信じたくなかった。
でもあの台詞はあたしを強くしてくれた。意地も沢山あったけど。

好きなのに離れてて、寂しくて、なのにそんな自分認めたくなくて、
夜布団の中で、自分と産まれてくる赤ちゃん、その隣にコイツが居ないのがどうしようもなく辛くて、悲して…。
本当は…何回も泣いてた。勘のするどい銀ちゃんは、多分気付いてたヨネ。

だから、つわりで辛いとき、コイツが来て、嫌な顔しちゃったけど、それって本当は自分の中のあたしが
泣きたいくらいに嬉しくて、そんな自分、認めるのが嫌だっただけ。
自分の中で、『今でも好き何だよね?!』そう言われて、違うって反発しただけ。
あたしは一人で大丈夫って。虚勢はってたダケ…。

だから、コイツが病院でたぬき寝してた時にしたキス…
嬉しくて、体中の血が、沸騰しちゃうかと思った。よく頑張ったヨ。ばれちゃうかと思ったモン。
でも今考えれば、いっそあそこで目を開けとけば、もっと早くに仲直り出来てたかも…。まぁ今考えてももぅ遅いケド。

でも仲直りできた時、純粋に嬉しかった。今までの分の思い、一度に溢れて、あたしの頭の中、パーンってなりそうだったヨ。
唇の感触が堪らなく嬉しくて、伝わってくる温度が甘く疼いて、抱き締められる感動に、本当に酔いしれた。
全部たまってたモノ吐き出して、硬い殻をやっと割れたと思った。


今でも思い出すと恥ずかしい、夜這い。あれは我ながら切羽詰ってた。
よくよく考えたら、あたしめっさ大胆な事してたヨ。でも、あれでちょっとダケふたりの距離が縮まって嬉しかった。

一度分かれて以来、こいつはいつだってあたしの事をちゃんと考えてくれた。病院の時も、指輪の事も…。
あたしいっつも困らせたりするばっかりで…素直じゃない?そんなのわかってるネ。でも素直に中々なれないから仕方ないダロ?
すくなくともコイツはそんなあたしごと愛してくれてる。そう思うンダ。

だから、あたし頑張って赤ちゃん産むんだヨ。感謝の気持ち…。
だって、あたしとコイツの赤ちゃん産むことが出来るのは世界中探してもあたしダケ。
産まれてくる赤ちゃんの、愛しさも、抱いた感触も、そのぬくもりも、感動も…与えてあげられるのは、あたしダケ。

分かってる?ねェ、あたしダケなの。
分かってる?ねェ、だいすきなのヨ。

心配そうに見るその顔も、イタズラに口元上げるその顔も、くしゅって崩すその顔も
少し照れた様なその顔も、あたしに欲情してくるその顔も、拗ねてふてったその顔も

ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ!!!





......


「総悟…大好き…頑張るアルヨ。」

吸い込まれそうな空色見ながら、大きく茜色が開く。
神楽の大好きなくしゃりと崩すその表情、少し照れた様なその表情、隣を気にして、ちょっとふてったその表情、そんで、イタズラに口元あげて口を開いた

「分かってらァ。てめーだけみてェな言い方すんじゃねェや。しっかり付いててやるから、その肝の据わった根性見せやがれ」

抱かれてる女も、運転席に居る男も思わず顔をほころばせた…


・・・・To Be Continued・・・・・

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ありがとうございます。日々精進していきますので、これからも宜しくお願いいたします


Category: ★十月十日(hit小説)
Published on: Fri,  02 2010 20:17
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