100000hit act 6

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春の風はイタズラに強さで遊ぶ。
桜の花びらをわっと散らせ、ウエディングドレスに桜の模様を彩った。

先程自分のほっぺたに触れた…そう思った手が、どうやら違ったらしいと、私は暢気に考えた
なぜなら、触ろうとした私のほっぺにその手より早く、私にいつも触れる、憎らしく、愛しい、豆だらけの無骨な手が触れたからだ。まるで触らせないとでも言う様に。

遠慮なしに私のほっぺを掴むので少々痛かった。
しかしそれは長年の経験で分る。ヤキモチなのだと、やっと飛んできたかバカヤロウ…なんて考えていた…。

だが、私を囲う二人の瞳は、何故だろう…。とても真剣そうに見えたんだ――――。






「誓う。誓ってやらァ…。神だろうが、仏だろうが、キリストだろうが…。寺田…お前だろうが…」
神楽は、ぽかんと総悟を見る。

其処って私を見ながら言う台詞じゃないノカ?
何で、何で寺田の方を見ながら言うネ…。

寺田は、やっと今我に返った様な面持ちをした。それと同時に二階から見ていたのかと理解した。
視線を総悟を交したが、自分がしようとした事、口にしようとした事を考え、感情がぐちゃぐちゃに塗りつぶされ、耐えられず視線を外す。
そんな寺田を、総悟は真剣に見ていた。隊士を含め、全員でその場を釘付けになるような形で見入る。
これはどう見ても修羅場だ。完全に理性を吹っ飛ばしていた寺田…。

この神聖な結婚式の場で悲惨な末路になるかと…心配で心配で…。
少なくとも寺田の神楽への思いは、間違いなく真剣だっと言うのは皆理解していた。が、世の中には、男女の関係に置いて、必ずどうにもならないモノがあるわけで、それを乗り越えるからこそ一歩自分が成長するのだが、あまりにも酷だと同情していた。

少なくとも、忘れようとしている寺田に、意味もなく総悟は神楽の名を出す。
それも仕方なく、当たり前の事なのだが、そんな時ほんの一瞬表情がピクリと動く様に隊士達は気付いていた。
そんな思いを知っているからこそ、責められない。が、とうとう総悟にその気持ちがバレてしまったらしい。
同時に総悟の神楽への思いも深いと言う事も、独占力が強いと言う事も知っている。

隊士達は表情を歪めた…。

総悟は、怒るでもなく真剣に寺田を見つめ口を開いた。

「悪りィが…こいつだけは譲れねェ…」
神楽は、何を言ってるんだと言う顔で総悟を見つめた。

「分って…ます。」
苦く表情を曇らせながら、寺田は口を開いた

「俺は…コイツ以外には誰もいらねェ。一旦コイツを捨てた俺が言うのもなんだが、俺は今も、コレから先の未来も、たとえコイツが離婚届を叩きつけたとしても、俺は連れ戻す。」

もはや寺田は何を言う事も出来なく、ただただ聞いている

「ただ、人の気持ちと言うのは複雑で、全く持って言う事をききゃあしねェてェのは、俺にも分かっているつもりだ。だからお前の事も責めたりなんかしねェ。それなりの葛藤がお前の中にも確かにあったはずだからだ。だが、それでも、コイツだけは、神楽だけはお前にも、他の奴にもやる事はできねェ。たとえコイツの運命の相手がお前だったとしても、俺はそれを無理やり捻じ曲げてコイツを奪いに来る。もしもこいつに会ったのがお前の方が先だったとしてもだ。俺は全部捨てる覚悟でコイツを取る。全部だ。全て断ち切ってでも、俺はコイツを取る。」

神楽はいよいよ驚いた様に総悟を見上げる
誓いの言葉を言うより、何倍も恥ずかしい台詞を言ってるのが分っていないのかと…。
しかしどうしようもなく嬉しい自分がいるのも確かで。

総悟は、意味のあるトドメをさす様に言葉を続ける
「俺がコイツを幸せにしてやる。お前の分まで俺が幸せにする。笑わせてやる。大切にしてやる。………。テメーに誓ってやる。」

そう言い切った。
ゆっくりと寺田は顔をあげる。その瞳はまだ閉じたままだったが、ゆっくりと開け、総悟を見た。
そして吹っ切れては居ないが、諦めた様に笑った。

「ありがとうございます。隊長…。まだ、まだ整理はつかないですが、まだ…一杯一杯ですが自分の力で克服して見せます。立ち直って見せます。なので…今後も宜しくお願いします!!」
寺田はきちっと頭を下げた

「ったりめーだろィ。てめーにゃまだまだ教える事が山ほどあるんでさァ。テメーは俺に似てる、可愛くねェ訳ねェだろうが。」
そういうと、本当に嬉しそうに顔をほころばした。

「では、最後に一つだけ…」
そういうと、寺田は総悟の得意なサド笑いに似た表情を浮かべた。そして自身の腕を伸ばし、神楽の手を引っ張りあげた。グンと引かれた神楽の体は引き寄せられるように、吸い付くように、寺田の唇のおうとつにと重なった。
総悟はまったく動くことが出来ず、ただ唖然としていた。
そのほんの一時の間に、寺田は一生忘れないようにと、神楽の甘い舌を自身の舌へと絡めた。
皆が唖然としてる中、その唇は離れ、繋がっていた思いを断ち切るように、全てを終わらすかのように、一本の銀色の糸は伸び、そしてプツリと切れた。

総悟はわなわなと震える
「チャイナさん、俺キス上手かっただろ?」
イタズラに笑う寺田にただただ顔を赤くする神楽…

そして、総悟に悪びれもなく口を開いた。
「隊長、俺の幸せを貰うために、特別に花嫁のブーゲをもらいましたぜ」

明日は打ち込みでも何でも付き合いますんで!と笑いながら去っていく寺田。上から駆けつけた近藤たちが何とか総悟を沈めようと試みる。すると総悟は邪悪な笑みを浮かべ
「明日覚えてやがれ…クソガキが…」
と体を震えさせていた。



・・・・To Be Continued・・・・・



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Category: ★十月十日(hit小説)
Published on: Tue,  13 2010 18:54
  • Comment: 1
  • Trackback: 0

1 Comments

Ayako  

総悟ーーー!!!かっこよすぎます・・・
「俺がコイツを幸せにしてやる」なんて、神楽ちゃんも赤面ですよ!!でも誓いの言葉よりも何千倍も恥ずかしい言葉もらえてよかったね、神楽ちゃん!!

結局愛のキューピットは寺田なんですね!!(笑)
最後は思わず笑いました^^

思わずコメしたくなったのでこのタイミングで投稿しました(汗)
では番外編読みます!

2010/07/14 (Wed) 18:52 | REPLY |   

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