年月 act 35

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薄暗く、細い細い階段をのぼる。階段の幅は大人一人が通れるだけのスペース―――。

お化け屋敷の入り口、土方は目が泳いでいたが、ミツバに手を引かれその中に入る。それに続き、神楽、沖田、更に蒼、隼人と入っていく。係り員の前を通り歩くと、そこはもはや別の空間へと変わった。
まず第一関門は階段。誰が最初に歩くとの声に沖田は、待ってたとばかりに土方を押した。
「やっぱここは副長の土方さんに決まりでさァ。」
「ななな何言っちゃてんの?お、俺ァ別に先頭じゃなくても…。お、お前が行けよ。総悟。」
「あら、いいじゃない先頭で、なんだかワクワクしちゃうわ。」
「えっ?いやちょ…ミツバさん?」
ミツバは土方とは真逆で、このお化け屋敷を純粋?に楽しんでいた。
神楽は、先ほどからずっと呆れ顔で沖田を見ている。蒼と隼人はワクワクドキドキと興奮が抑えられないと言う様子だ。ミツバは土方の手を取り、先頭へと促した。もはや土方の顔は隠せないほどの冷や汗が滝の様に額から流れている。
挙動不審の様に土方は、その狭く薄暗く、電灯が付いたり消えたりしている階段を、一歩、また一歩と上る。
土方の後にはミツバ、そして隼人を抱いた神楽。蒼を抱いた沖田と連なる。
一番後方から沖田が叫ぶ。
「土方さ~ん、そんなんじゃ夜になっちゃいますぜ?さっさと進みやしょう。」
「ばっ!馬鹿野郎…。んな簡単に進めっか!」
そんな土方の様子を沖田はクツクツと後方で笑う。
しかし、いざ長く、その狭い階段を上っている内に、ミツバと神楽もやはり恐くなってきた。
ミツバは後ろから土方の着物をぎゅっと掴む。神楽は隼人と握り締める。隼人はその恐怖を感じたようでぎゅっと握り返す。
その後方で、平然と沖田はのぼる。蒼の「父ちゃんは恐くねぇのか?」の声に即答で、「全然。」と答えた。

階段を上り終えると、赤く照明で照らされており、その雰囲気は一段と恐くなる。
ミツバは土方と並ぶ。土方の着物の袖を掴む。そして手をぎゅっと絡ませた。
神楽は沖田の袖をぎゅっと掴みたかったが隼人を抱いてるため掴めない。仕方なく進む。
城屋敷の様な作りになっており、床をふむと、ギィ、ギィと音が撓る。長い廊下を進むと、行き止まりの手前、ひと部屋の障子が左手に見えた。
絶対何かある!皆そう考える。しかし右手は壁。其処を通らなければ先には進めない。恐る恐るその障子に近づく。
丁度障子の前にくるとカッと障子が赤く照らされ、その影に刀を振り上げた武士の姿が映し出される
「うぉぉぉぉ!!!」
「「キャァァァ!!」」
土方、ミツバ、神楽は叫んだ。すると、沖田は躊躇もなく障子をスパンと開ける。
「何でィ、何にも居やしませんぜ?」
平然とそう吐き捨てた。皆唖然とする。
更に進む…。毎度キャーキャーと叫ぶが相変わらず沖田は蒼を抱いて平然とする。隼人と蒼はやはり恐さ半分、初めてのお化け屋敷にワクワク半分というところで。実際の所、大の大人三人が叫んでいただけだった。

通路も架橋に差し掛かる。その頃になると、土方も比較的落ち着いており、毎度神楽が一人で縮こまり、隼人を抱いたまま恐くしゃがみこむ様を見て、隼人を神楽の変わりに抱く。
手の空いた神楽は、沖田の腕に絡み付いて離さない。

真ん中を通りに、両側を囚人の牢屋で挟んでいる。
神楽はゴクリと喉をならし、沖田を見る。すると沖田は微笑み肩を抱いてやった。
しがみ付くように進む。牢屋の中には特殊メイクを施された死んだ囚人が居る。頭の髪を乱し、着物は着崩れ…。

「キャァァァ!!」
神楽の悲鳴に沖田は振り向く。すると牢屋から出ていた死人の手が神楽の足首を掴んでいた。神楽は嫌ァァと言いながら足をブンブンと振った後、離れた手をゲシゲシと踏んだ。低いうめき声をあげながらその手は引っ込む。
すると、最後の演出だったんだろう。先ほどの囚人が檻からぞろぞろと出てき始める。

顔から血はふき、特殊メイクもすごいわねといいたくなるほどの出来栄えだ。
此処を振り切るようにして終了。ゴールはすぐ其処。黒い暗幕の向こう側には微か外の光が見えている。
が、しかし女は腰を抜かした。
「はッ?神楽ほら立て!」
「だ、駄目アルぅぅ…腰が…。」
「オイ、ミツバ、此処は後走って抜けるだけなんだ。さっさとッ…。」
「こ、腰が抜けちゃって…。」
土方と沖田はとりあえず子供を下ろそうとする。が、しかし此処に来て迫り来る囚人に双子は火がついたように叫び、泣き、しがみ付いて離れない。囚人は脅かすのが仕事。しかも腰まで抜かすと言う驚きっぷりに自分達を誇りに思う。さらに調子に乗る。
神楽はチャイナ服を、ミツバは着物を振り乱し、あっちへ行けと、足をバタバタとする。
沖田と土方はとりあえず蒼と隼人を下ろそうと神楽とミツバをそのままに、出口に向った。
『嫌ァァァァ!!!』

その尋常じゃない叫び声に二人とも暗幕の手前で振り返る。
するとそこには調子にのった囚人が神楽とミツバの周りを囲み、さらに驚けと手や乱れた足を触る。神楽とミツバは二人しがみ付くようにその足と手をバタバタと振っている。

『何触っとんじゃボケェェェェ!!!!!』
沖田と土方は走りこむ様に子供を抱いたままとび蹴りを食らわす。
囚人。もとい、仕掛け人は吹っ飛んだ。そして、子供を抱いたまま根性で女を持ち上げ、其処から走り出た。

ゼェハァと肩を上下に揺らし、呼吸をする。
そんな男の背中をゴメンネと女は擦る。お化けから解放さえすれば、その腰は回復された。
若干まだよたつくが…。

土方と沖田は息を乱す中、お化けも恐かったけど、最後の最後でのあの行動と言葉に、やっぱり入って良かった。
さすがはお化け屋敷と神楽とミツバは目を合わせ笑ったのだった。


・・・・To Be Continued・・・・・

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沖神Rank
Category: ★年月
Published on: Sat,  07 2010 16:44
  • Comment: 6
  • Trackback: 0

6 Comments

ほし梅♪  

かっこいいですねヾ(≧∇≦*)ゝ
最後のセリフ、私のストライクゾーンです
私的には、沖田の方がこのセリフあってる気がします(笑)
明日テストで、すごく気分落ちてたんですが上がりました☆

ツンデレさんに、無理なお願いがあります
いや、無理なら全然気にしないでくださいっ……ていうか消去してください
あのですね、名前をヨバセテの沖田と神楽の初Hを読みたいなんて思いまして……
あそこまで行ったら、幸せな2人の最後を見たくなってしまいまして
わがままでごめんなさい(;_;)

2010/08/07 (Sat) 21:16 | REPLY |   

りず  

わあ新作ですね!嬉しいです…!
絶対仕掛け人ニヤニヤしながら脅かしてたに違いない!(キリッ
私も脅かしてみたい(´・ω・`)
そんで沖田君に蹴られたい(
なんてMなの私…

ツンデレ様の作品またまた素晴らしかったですっ…
沖田君と子供たちの絡みが『年月』では大変好きですっ…!
ほほえましいことこの上ないっ
また、土方さんと沖田君のやりとりも萌えますっ!
萌え禿げます!
まだ明るい将来がまっているというのに…!
こんなに萌え禿げちゃいましたどうしてくれるんですか!
責任とって沖田と神楽を幸せにしてやってください^v^

では!乱文大変失礼致しました…!

2010/08/08 (Sun) 00:47 | REPLY |   
ツンデレ→ほし梅ちゃんへ">

ツンデレ→ほし梅ちゃんへ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→ほし梅ちゃんへ">

うっはぁぁ!ストライクゾーン☆
ありがとうですぅぅぅi-237

あっ。今日、テストなんですか?
いやん、頑張ってください~~!!
あっ!
あのですね、名前をヨバセテの沖田と神楽の初Hを読みたいなんて思いまして……
まずは、名前を呼ばせての読破!ありがとうございます☆

えっと、名前を呼ばせてに限らずなんですが、それぞれ、年月、同窓会以外はHしてなくて、
それをコピー本にする時の、特権にする予定なのですぅぅi-201
ごめ~ん!!だったら、早く作れって感じなんですけど…(笑)
もし良かったら楽しみに待っててください☆

2010/08/08 (Sun) 07:00 | ツンデレ→ほし梅ちゃんへさん">REPLY |   
ツンデレ→りずちゃんへ">

ツンデレ→りずちゃんへ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→りずちゃんへ">

りずちゃ…って、エッ!蹴られたい?蹴られたいの?(笑)
さっちゃんもびっくりっス!

年月大好きって…i-237
いやぁぁぁん嬉しい☆
ありがとう!!
年月は、後に蒼と隼人が主人公の物語が、180000hit
で始まるので、そちらも楽しみにしてくださいね☆

2010/08/08 (Sun) 07:03 | ツンデレ→りずちゃんへさん">REPLY |   

Ayako  

お久しぶりです!!!(≧▽≦)
本当に、長い間ご無沙汰していました(汗)
この前突然パソコンをいじれない状況に陥ってしまい・・・
ごめんなさい!!

来たら160000hitになってるわ年月終了してるわ新連載始まってるわで本当に心臓止まるほどびっくりしました!!!!!!

とりあえず、160000hitおめでとうございます!!
さすがです!!

今回遊園地とは、また新しい展開ですね!
ビビリ土方につい笑いました^^;
にしても総悟強しですね!!
でも最後、怖がる彼女を抱っこして助ける二人かっこよかったです!!

2010/08/11 (Wed) 15:19 | REPLY |   
ツンデレ→ayakoちゃんへ">

ツンデレ→ayakoちゃんへ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→ayakoちゃんへ">

なんと!PCいじれなかったの?
あたしなら、絶対狂ってるや(笑)

年月終わっちゃいました!
毎回同じなんですが、最終話って言うのは、何故か寂しいです。
それだけ物語にはめ込んでるって証なんだけどね★

遊園地!
あたし、この話、書いててむっちゃ楽しかったです♪

でも、その雰囲気が伝わったか、ちょっと心配でした!
喜んでくれて、めっさ嬉しい~~(*´∀`*)ノ。+゜*。

2010/08/13 (Fri) 17:54 | ツンデレ→ayakoちゃんへさん">REPLY |   

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