めす猫の喘ぎ声 act 3

読者の皆様
いつも読んでくださってありがとうございます☆

続きを読まれる方は
ぜひ、コチラからどうぞ
(えんぴつマークの英語のところです)
↓↓↓↓↓↓↓↓
神楽を下に、沖田は掌で口を覆い、やっと今気付いた。そんな面持ちだった。
そんな沖田を神楽はまっすぐに見る。怒り、悲しみ。その空の奥に吸い込まれそうな瞳はユラユラと揺れる。
余りの感情の起伏の所為。目頭がカーと熱くなった。潤んだ。視界がぼやけた。
そんな自分を誤魔化したかった。今まで、何度となく、何度となく耐えてきた自分。嫌で、嫌で、
こんな行為をすればするほど、出口の見えない迷路に落とされる気がした。

言葉で何度となく好きと言われても、嘘にしか聞こえなかった。聞けば聞くほど悲しくて、辛かった。
前の沖田に戻って欲しかった。目と目を合わせて、柔らかく微笑んで、コレ以上ない程優しく触れて、触れて。

自分じゃないと見れない、誰の前でも見せないあの表情が見たかった。
今の沖田の表情。誰にでも見せる、あの楽しむ、人をからかう、陥れる、瞳そのまま。
そうじゃない。そんな顔、見たくない。ううん、見せてもくれない。

あたし、人形じゃないヨ…。

ちゃんと、ちゃんと血が通ってる。ココロがあるんだヨ。泣いたり、笑ったり、怒ったり…。ちゃんと出来るんだヨ。
もっと、見てヨ。あたし、を見て。こんな沖田嫌い。嫌い。嫌い…。

「こんな沖田大っきらいアルっッ!!」

沖田の下、もう大分前から溢れてた。我慢してきた気持ち、溢れてた。
おびただしい量の涙は伝っては畳に溶け、まあるい模様を作った。
感情の起伏でちぎれた縄。手には擦れた跡…。
神楽はくしゃくしゃの顔を見せたくないと、顔を両手で覆った。本当はなくつもりなんて、全くなかった。
ただ怒って、ただ、悲しかっただけ。でも、我慢できないのは気持ちだけじゃなかった。一つ、一つ。溜めて溜めて。一粒一粒溜まった涙もだった。
嗚咽だけが、部屋の中、流れた。

神楽…。沖田の声が神楽の耳の中で溶けた。
沖田はもう一度呼んだ。まだ神楽は両手の中で嗚咽を出し続けている。相当興奮しているらしかった。
此処まで溜め込んでやがったのか。沖田は切なそうに神楽を見つめた。

沖田の手が、神楽の頭に触れた。神楽の体はピクリと跳ねた。一瞬嗚咽はとまった。が、すぐに鼻をスンとならした。
「悪かった、もうしねェ…。」
神楽は何かをぐっと堪えたようだった。それでもやっぱり堪えきれないように、それは出てきた。
隠されてる顔、手の合間からスーと零れた。
沖田はゆっくりと神楽の手を退けようとした。しかしそれを神楽は嫌がった。
「っきっと…凄い顔に、なってるアル。」
沖田は、優しく微笑んだ。
「どんな顔でも、オメーは綺麗でさァ。」
神楽は、きゅぅっと唇を結んだ。もう一度沖田がその手を退ける。すると固くなったその手がゆっくりと解かれた。
目の周りは、真っ赤。その空色の瞳の周りも赤く染まっている。いちど、沖田に視線を合わしたが、神楽はすぐにそらした。沖田はその頬に、優しく、唇をふれさせた。神楽は喉を鳴らす。もっと強く唇を結んだ。
「こっち、向いちゃくれねェか。」
しばらく黙っていたが、ゆっくり、ゆっくりと正面、沖田の方へと向いた。
「もう、こんな事、絶対ェしない。だから許しちゃくれねェか。」
優しく、小さな子供をなだめるように沖田は言った。
「も、もう絶対しないアルカ?」
まだ神楽は拗ねている様に、口を尖らせた。だが、先ほどみたく、泣くよりはずっといい。沖田は思う。
「あぁ、絶対ェしねェ。すまなかった。」
「わ、分かったアル…。」
神楽はつぶやいた。神楽は沖田の胸板を押す。そして起き上がりチャイナ服を取る。それを黙々と着る。
その手を沖田が掴んだ。頭から被ったばかりのチャイナ服をもう一度素早く脱がせた。
「な、何?!もう、こんな事しないってッ…。」
簡単に押し倒された神楽が口を開く。

「あぁ、しねェ。けど、オメーを抱かないなんざ一言も言ってねェぜ?」
ひゃっっ!首筋に這わされた舌に神楽は体を跳ねさせた。
やめて。口が開かない。
その口が開かない理由は、ココロの中の正直な自分が、一番よく分かってる様な気がした…。

・・・・To Be Continued・・・・・

パスワード入力式のちょこっと小説は、これらランキングバナーのどちらかにパスが隠されて降ります 
↓↓↓↓
にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
 
↓↓↓

沖神Rank
Category: ★めす猫の喘ぎ声 
Published on: Mon,  06 2010 07:09
  • Comment: 0
  • Trackback: 0

0 Comments

Post a comment