や き も ち act 22

読者の皆様
いつも読んでくださってありがとうございます☆

続きを読まれる方は
ぜひ、コチラからどうぞ
(えんぴつマークの英語のところです)
↓↓↓↓↓↓↓↓



「あっちいってェ。おまえなんかァ、しらないアルヨぅ。」

素面の神楽ならば、きっと、きっと神楽は沖田のその視線を見るなり、恐くて、たまらなかったに違いない。
きっと、手が震えて、きっと、声が震えていた。が、しかし酔っ払いの神楽は強かった。それに加え、思考があやふやで、喉を鳴らした程度では、ビクともしない。

神楽は口を尖らせて、沖田の手をパンと払いのけ、又もや銀時に抱きついた。
「か、神楽、おまっッ。沖田くんを怒らせるなっつーの!俺の寿命が縮まるじゃねェか!」
「しらなぁい!こぉんな奴、しィらなァい!」
銀時にしがみついた神楽はまるでコアラのように離れない。沖田はもう一度神楽の肩に手をかけた。それもめいっぱい力を込めて。
「オイ、クソ女…。てめェ俺に喧嘩売ってんのか?」
その言葉を無視する神楽。そして義正は、愕然と近藤の方を見た。近藤はもう、どういいわけしていいか分からず、フォローの達人、土方に視線をやった。何で俺に回ってくるんだと土方は、大きなため息をはいた。その両側の椿と百合は、ただ、信じられないと言う面持ちで、双方を見ている。

「ちょっと待ちな。」
其処を、お登勢の言葉がさく。
「神楽、あんた彼氏はいるのかと言った時、居ないと言ったじゃないかい。こんなトラブルがあるからとあたしゃ聞いたんだよ。」
お登勢の凛とした言葉、神楽は少し、正気を取り戻した。そして、ぅぅぅ~。と唸ったかと思えば、くわっと口を開いた。

「こんな奴、あたしは彼氏と認めないアル!いやらしくて、すけべで、女なら誰とでもちゅーする様な奴とは、断じて付き合ってないアル!」
沖田の方を指さし、神楽は酔ってるにも関わらず、早口にまくし立てた。
「ぁあ?!アレはしょうがなかったんでィ!つーかしてねェよ!」
「邪魔が入らなかったら絶対してたアル!てか、何がしょうがなかったアルカ!?どうせ、綺麗だからやっとけとか思ってたアル!最低ヨ!」
「目的を達するための小事っつーやつだ。仕方ねェだろうが!」
「あ~あ~、そうアルナ!大体お前はそうゆう奴アル!目的の為ならば何でもする奴ネ!」
「誰のためにやったと――。」
「あたしの為に?!あたしの為にやった事アルカ!あれが?!お前おかしいアル!」
「だから、そう言う意味じゃねェっつてんだろうが!」

あぁ、全て終わりだ。お妙さん、僕かァもう、終いです。最後に貴方の顔が見たかった…。出来る事なら、貴方の側で…。
げふぅと吐血をし、近藤は息耐えた。はァと息を吐き土方は額に手をやった。そして、席を立ち、沖田の襟を引っつかんだ。そして、ずるずるとひこずった。神楽は銀時に襟首をもたれ、同じ様に席に付かされた。お登勢は、銀時の方を見ると、メデューサの様に蛇を頭から出した。銀時は顔を引きつらせた。お登勢は、一時間だけ客を連飲みに行く。その間に片を付けときな…。そういい残し、飲みなおしだよ、そう客と出て行ってしまった。

沖田と神楽をヘルプ席に並んで座らせた。勿論、銀時と土方が、だ。近藤は、もはや再起不能らしく、土方も面倒だとは思っていたが、あえて、咎める事はしなかった。まぁ、既に意識はなく、咎める事が出来なかったと言った方が正解ではあったが…。

「あ~。義正さん、とやら、すまなかった。確かにこの二人は、既に男女の関係に―――。」
銀時の言葉が最後まで言い終えないうちに、土方が後ろからスパンとしばく。
「馬鹿かてめェは!」
目をつり上げた土方を、頭を掻きながら。面倒くせェだろうが…。銀時は言った。
「もういい、てめェは黙ってろ!義正とやら、確かにこの二人は既に恋人と言う関係にだな――。」
「こんな奴、恋人ナンかじゃないアル!」
折角うまくまとまりかけた話を、またもや神楽はややこしくさせた。沖田は無言で神楽を睨んだが。同じように神楽は睨んだ。意を決し、義正は口を開く。
「じゃ、じゃぁ、僕にもまだ希望はありますか!?」
「んじゃ俺も。あきらめなくていいって事だろう?」

神楽は淡く照る酔いの回った顔をしながら、にっこりと微笑んだ。
そんな神楽を見ながら沖田はつぶやく。
「何が、気にいらねェんだ馬鹿女。」
神楽の耳にそれは儚い振動と共に伝わった。
「――あたしは、あたしじゃないと駄目な人がいいアル、馬鹿男…。」
その言葉は儚すぎ、沖田に届く前に途切れてしまった…。


・・・・To Be Continued・・・・・

パスワード入力式のちょこっと小説は、これらランキングバナーのどちらかにパスが隠されて降ります 
↓↓↓↓
にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
Category: ★や き も ち
Published on: Sun,  26 2010 17:46
  • Comment: 8
  • Trackback: 0

8 Comments

真奈美  

なんかすごいことに;;
酔っ払ってるから?
それとも心の奥の本音?
両方かな...

2010/09/26 (Sun) 20:47 | EDIT | REPLY |   

きょん  

あーあ大丈夫ですかねぇ。
はらはらしますねぇ。
沖田が折れるんだろうなあ……
神楽が折れる………?
てか土方とか神楽に、椿とか足蹴に出来ない理由話せやフォロ方なら!みたいに思いますなぁ
明日からの期末をツンデレ様で乗りきりまっせ(ρ_;)

2010/09/26 (Sun) 22:26 | REPLY |   

ほし梅♪  

なんか、ちょっと神楽ちゃんにイライラする…
今までは沖田に、はっきりしてよ!って思ってたけど、今回は神楽ちゃん、酔ってるのはわかるけど空気読めって感じです!!

2010/09/26 (Sun) 23:10 | REPLY |   

るみしー  

ん~、沖田君のキスを見たくなくて、超きついお酒を飲んで、ぐでんぐでんに酔っ払ってしまった神楽をやっぱり私はかばいたいかな!
流れだから仕方がないっていう理由で、キスなんかしてほしくない・・。
もしあの場で神楽ちゃんがあの行動に出なかったら、本当に沖田君は彼女と形だけでもキスしていたと思うもの。
もし沖田君がキスを結果としてするわけないとしても、神楽ちゃんにとっては、あ~もうキスをしてしまう、どうしたらいいの・・・・・というひっしの拒否反応だったと思うから。
自分じゃないとだめっていう人と・・・という神楽ちゃんの心の叫びを、私は受け止めてあげたいです。

2010/09/27 (Mon) 20:17 | REPLY |   
ツンデレ→真奈美ちゃんへ">

ツンデレ→真奈美ちゃんへ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→真奈美ちゃんへ">

酔っ払ってるから、わけ分からなくなってんだろうなぁ(笑)
でも、確かに本音も混ざってるだろうって思います!
最後の言葉、よってるけど、
正直な気持ちがでちゃったんだろうと思う。
あたしじゃないと駄目って。

でも、結局その言葉は届かなかったけれど。
次、どうしようかなぁぁ。

2010/09/28 (Tue) 10:23 | ツンデレ→真奈美ちゃんへさん">REPLY |   
ツンデレ→きょんちゃんへ">

ツンデレ→きょんちゃんへ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→きょんちゃんへ">

なんだかんだ言って、この話ももう20話になっちゃった。

もうそろそろ結末に近づく頃合だと思いまするi-179
最初から、結末は決めてるんですが、
ちょっと横道それたお話になってしまったし、
このまま別のエンディングにしようか、
もともとのエンディングにしようか
迷ってますぅぅ i-184i-185

2010/09/28 (Tue) 10:29 | ツンデレ→きょんちゃんへさん">REPLY |   
ツンデレ→ほし梅ちゃんへ">

ツンデレ→ほし梅ちゃんへ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→ほし梅ちゃんへ">

神楽は、もう何がなにやら分からなくなってんだろうと思いますi-266

初め、沖田と鉢合わせ、そっから沖田切れて恐い思いして、
やっと思いが通じた。そう思ったら今度はほかの女の人と
キスをしようとする。勿論、沖田の心情なんか、言われてもないので
理解できないし、わけも分からない。

それに拍車をかけて、初めて飲んだ酒に神経もってかれて…。
最後、ちょっと素直が気持ちが垣間みれたかな?

もうすぐ、ラストに向けていきますよぅi-190

2010/09/28 (Tue) 10:33 | ツンデレ→ほし梅ちゃんへさん">REPLY |   
ツンデレ→るみしーちゃんへ">

ツンデレ→るみしーちゃんへ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→るみしーちゃんへ">

もうね、読者様の意見って、何でこんなに素敵で
楽しいの?!って感じですi-237

神楽についてくれたり、沖田の方についてくれたり、
そんなの聞くたび、見るたび、
それだけ、この小説にのめりこんでくれてる
証拠だから、嬉しくて…。

神楽の気持ちは同じ女として、分かり過ぎるくらい分かっちゃうのね・
でも沖田の気持ちもわからんでもないよね。やり方はちょっとって
感じだけど、とにかくコレ以上、神楽と話してほしくない、
側に居てほしくないって気持ちからきてる行動だとおもうから。

でも、るみし~ちゃんの、本当にその通りだよね、神楽の今の気持ちって!!

2010/09/28 (Tue) 10:38 | ツンデレ→るみしーちゃんへさん">REPLY |   

Post a comment