風花と乙女心

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「土方さん、お茶をお持ちしました。」
屯所、一角、土方の部屋へと、千鶴はいつもの様にお茶を運んでいた。中から、そっけない一言が返ってくると、そっと障子を開けた。筆を持つ、その凛とした背中は、いつみても飽きる事がない。お茶をそっと土方の横に置く。特に何も返事や、ねぎらいの言葉が返ってくるわけではない。そして自分もソレを期待してやっているわけではない。十分承知の上でやっている事だ。

しかし、何故だろう。心とは裏腹に、表情に出てしまう。寂しげな表情が、切なげな表情が、隠しきれずに、表に出てきてしまう。千鶴は前髪をそっと触り、一瞬儚げな笑みを見せ、そっと立ち上がった。

自分がする事を認めて欲しいわけではない。子供みたいに褒めて欲しい訳でもない。
ただ、一人の女として、構ってほしいのだ。そんな気持ちは邪念以外の何者でもないと、振り払おうとした。誰にも思いを伝えていない。できれば、知られる事なく、伝える事なく、全部、消えてなくなればいい。何度そう思ったかわからない。
そもそも自分の中の乙女心が咲き誇ったのは、一体何時ごろだったか?
しかも相手は新撰組一気難しいといわれている土方歳三だ。
嫌いな所を思い浮かべてみた事など、何度もある。無愛想で、しかめっつら、ありがとうや、感謝の気持ちはなくて当たり前、善意でやった事を、別にしなくてもいいと蹴られ…。

考えている間にも、どんどんと気持ちが沈んでいった事など当たり前だった。
それでも、垣間見せる優しさが、乾いた心を癒してくれる。それまでの出来事を帳消しにしてくれる程の下手くそな優しさがスキだった。

辛い恋だなんて、自覚した時から覚悟している。
実らない恋だなんて、最初っから理解している。
それでも、一人で思って、一人で泣くくらいは許してくださいと、その背中に淡い思いを投げかけた。

投げかけた思いは、土方の背中にへとすぅっと、何事もなかった様に泡へと溶けた…。

その踵を返し、見せた千鶴の背中に、土方の声がかかった。

「お前に、実は頼みたいことがあるんだが…。ほんの一週間でいい、夫婦の役を演じちゃくれねーか。」

勢いよく振り向いた千鶴の体。土方の真剣な瞳に、揺れる千鶴の瞳が合わさった…。


・・・・To Be Continued・・・・・


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Category: 初めにお読みください
Published on: Fri,  29 2010 17:51
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2 Comments

きょん  

もしやこれは続きますか!?
土方ルートいいですよね!!泣きました(ρ_;)

2010/10/29 (Fri) 17:58 | REPLY |   
ツンデレ→きょんちゃんへ">

ツンデレ→きょんちゃんへ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→きょんちゃんへ">

あたし基本的に、好きなものはハマル体質で、
だからこそ、ゲームとかはしない主義なのです(今は)

だから本当はやりたくて、やりたくて…。
でも廃人(笑)になりそうなので、
あえて手をださない…。

だからキョンちゃんがうらやまスィィ!

2010/11/10 (Wed) 06:48 | ツンデレ→きょんちゃんへさん">REPLY |   

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