school excursion

沖田×神楽を中心に、それぞれのラブコメ修学旅行ストーリー突入です☆


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(えんぴつマークの英語のところです)
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ガタンゴトン…普段は聞きなれてない音と振動に、あたしの中で音を鳴らす『心臓』ははち切れそう…。窓の外の景色を見れば、きっとその景色は綺麗…。綺麗なの。
でもね、でも見れないの。

見たらきっと私、息も出来なくなっちゃうヨ。
だってほんの10cm開けたその隣にね、あいつの肘がある。
スピードをあげて走っていくこの電車の振動で、時折それがピトってくっ付くの。

その瞬間、あたしのトクントクンって動いてるそれはあたしの体の全部の機能を
止めちゃえって指令を出す。機械みたく動かなくなるノ。指先も足も、血液も、瞳も、息も…。
そしたら全身が麻痺したみたいになって…。
これってあたしもぅ『ジュウショウ。』

口の中で噛んでは溶け、噛んでは溶けを繰り返してるス昆布。
あぁ、もうすぐで、なくなっちゃう…。

.......

「オメー、よくス昆布ばっかそんなに食べれんなァ?」
隣から、呆れた声が聞こえてきた。神楽は体を不自然にビクつかせ、その人物に視線を向けた。
「う、うるさい。べ、別にいいダロ。」
「いや、ス昆布臭がな、」

二人が言い合っていると、前からくすくすと笑い声が聞こえた。視線を向けると、真向かいに座っているミツバが笑っていた。
「大丈夫よ。ちっともス昆布の匂いなんかしないから、それに食べてる神楽ちゃんの顔なんだかちっちゃな動物みたいでとっても可愛いわ。」

そう言うと、ミツバは柔らかくまた笑った。神楽はその笑みにつられはにかんだ。そんなふたりのやんわりとした雰囲気を木っ端微塵に沖田総悟はぶち壊した。
「いやいや、こいつのス昆布臭は核兵器並みでさァ、姉ちゃんも近寄んないほうがいいですぜ。」
「んなァ!そんな事ないアル!」
つっかかった神楽の言葉を今度は面倒くさそうなのがトレードマークの土方が横やりを入れた。
「あぁ~。うるせェ。お前ら静かにしろ…。」
「テメーはだまってマヨネーズでも啜ってろ。てか乗り間違えちまえば良かったのに。」
ケっと捨て台詞を沖田が吐くと、先ほどまで半分傍観者を決め込んでいた土方が主要人物となって沖田につっかかった。そんな土方に神楽の声が混じって…、そこから又土方の声…。
「総悟っ!テメー!。」
「あぁあ!トッシーの方がうるさいアル!」
「うるっせェ!このバカヤロウにとりあえず一発―――。」


修学旅行――――。
学校の行事の一大イベントと言ってもいい。その修学旅行の真っ最中の電車の中…。
先週、ホームルームで電車の席を決めると言う小さなイベントが行われた。
神楽は、密かに乙女心を寄せる男、隣の席の沖田総悟の隣がイイナ…。なんて思いを寄せては見るが、
そんな事を言えるはずもなく、大人しくミツバやまた子に話を持ち込んだ。

すると、ちょっと申し訳なさそうにミツバとまた子はそれぞれの彼氏に視線を寄せた。
唖然とした神楽。こう言う学級行事においてベタベタするのを嫌がりそうな二人が何故隣に座る特権を許したのかと…。あの二人のかわいいおねだりにコロっと騙されたのかと…。

どちらにしろ散った希望を床から拾い集め、もう一度組み直し、お妙のところに持って行くと、お妙は快く承諾をした。神楽はすくわれた。やったァとお妙に抱き付くとお妙も笑い、そしてとうとうその日はやって来たのだ。

さて電車に乗り込み、お妙と二人、席は何処にする?などと話していると、一匹のゴリラ、いや近藤が既に席を二つとってじっと正座をして待ってるではないか。思わず嫌な汗を神楽は背中に掻いた。
出来るだけ目を合わさない様にした…が、しかし見てしまう。正座をし、ただただしとしとと泣く近藤の涙を…。

神楽はがっくりと項垂れた。お妙は、近藤の元に行き、着いたらいくらでも一緒に居られるじゃないの、となだめていた。
しかし近藤はぶるぶると首を振っている。ますます神楽は嫌な予感がした。

「お妙さん!僕はうごきましぇん!貴方がすきだからァァ!!」
何回目のプロポーズ並みの台詞を吐き出し、お妙の腕を放さない。神楽はただただ顔を引きつかせお妙の背中を見た。
そして、その時はやってきた。お妙の背中がため息と共に撫で下ろされたのだ。お妙が何か近藤に言っているのが見える。すると近藤は、捨てられた子犬が拾われた時の様に満面の笑みを浮かべ尻尾を振っていた。
神楽の中に絶望と言う文字が浮かび、そしてそれは現実となった。

お妙が申し訳なさそうに神楽の前に来る。神楽は、みなまで言うな…全て分かっていると首を振った。
思わず涙が込み上げてきそうな焦燥感を隠し、お妙に背中を向け席を探した。けれどその時には、電車はゆっくりと動き出しており、空いてる席など無かった。

そんな神楽を見かねた銀八が寄って来た。
「一個だけ空いてるけど…。」
「もぅ何処だってイイネ。」
「どこでも?。」
神楽はふくれっつらのまま銀八の背中についていく。沖田の隣にはなれない。また子とミツバはちゃっかり彼氏の横に座っているだろう。そして頼みの綱のお妙には愛の差で近藤に負けてしまった。こんな事でなっても仕方ないとは思うが、神楽は確かに自暴自棄になっていた。しかし直ぐにミツバの顔が見えてきて、神楽の顔は明るくなった。ミツバの隣にはトッシーこと土方が座っているであろう。そしてまもなく隠れていた座席が露になって、神楽は静止した。
「何でェ。テメーの座る席なんかねェよ。」

追い討ちをかけた沖田総悟の言葉は神楽には幸か不幸か届いてない。ただただ呆然と立っている神楽の変わりに銀八が口を開いた。しかしその声は早くもやる気がない。
「沖田君、悪りィが席空けてくれや。」
そう言いながら銀八は沖田の席の隣、荷物を置きその上に置いている足をまず退かせ、荷物をひょいと上に置いた。
「俺の意思は無視かよ。」
「いや、マジで席がねェんだよ。」
「そんなの俺がしったこっちゃねェ。」
沖田の言葉に、更にやる気の無い銀八の言葉が出されたが、沖田はさらりと交わした。上げられた荷物の代わりに隣の席に足をもう一度伸ばし組んだ。ふぅ~と脱力した息を銀八は吐いた。この間神楽は静止したままである。
「普通にすわってりゃ邪魔にもなんねぇだろうよ。」
「邪魔うんぬんの話しじゃねェよ。寛いでる席を取んなって言ってんでィ。」
「あっそ。本当にねェんだよ?席が?それでも嫌か?」
銀八は挑発するような視線を向けた。その視線に沖田は合わさず、そして言葉も交さなかった。
「分かった。じゃぁ、俺の膝にでも座らせらァ。女子高生の生太股を堪能するわ…。」
そう銀八が神楽の手を引いた。神楽は動かないロボットの様に引かれそのまま倒れそうになった。
その反対側の神楽の手を沖田は引いた、それも無意識に。すぐに手を離したがその温度に神楽は正気に戻り、
沖田の方を目を大きくして見下ろした。

銀八はにやりと笑い、何も言わずその場を後にした。相変わらず立ち尽くしている神楽を一度見ると、舌を鳴らし、そんな態度を取りながらもその長い足を退かし、一言、「座れよ。」と言った。
それから神楽は空いたその席に付き、黙々と座っていたのだ。
そう、先程までは…。


・・・・To Be Continued・・・・・


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Category: ★school excursion
Published on: Fri,  29 2010 18:55
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5 Comments

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2010/10/29 (Fri) 22:35 | REPLY |   

真奈美  

読んだ気がしたのはpixivで読んだからか!!
途中で気付きました^^;

2010/10/29 (Fri) 23:57 | EDIT | REPLY |   

きょん  

すいませんーーー!!
今日やろうと思ったんですが、母が銀行土日はやってないと!!
月曜日にしますー(泣)

2010/10/30 (Sat) 12:30 | REPLY |   
ツンデレ→真奈美ちゃんへ">

ツンデレ→真奈美ちゃんへ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→真奈美ちゃんへ">

はい。えへへ~~。
中々ピクシブでうp出来そうになかったから
こっちで更新させちゃいました★

初、修学旅行☆
実はこれずっと書きたかったネタです^^

2010/11/13 (Sat) 16:56 | ツンデレ→真奈美ちゃんへさん">REPLY |   
ツンデレ→きょんちゃんへ">

ツンデレ→きょんちゃんへ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→きょんちゃんへ">

気にしなくていいヨ!

そして、絶対に売り切れはないから
自分の時間の余裕があるときで
いいんだからね♪

学校があるもんね☆^^

2010/11/13 (Sat) 16:58 | ツンデレ→きょんちゃんへさん">REPLY |   

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