風花と乙女心 act 2

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「オイ、千鶴。あの話マジかよ!」
翌日一番、起きて来た平助が千鶴を見つけるなり早くもあの話を聞きつけたとでも言う様に口を開いた。
丁度、皆の朝飯の準備、お膳を運んでいた途中だった千鶴は、平助の突然の声に驚いてしまい、あやうくお膳をかやしそうになったが、それを目の前の沖田が手を差し伸べてくれ、悲惨な状態になるのを防いでくれた。ほっと胸を撫で下ろした千鶴が口を開く前に、目の前の沖田が口を開いた。

「上から見合いばなしを持ち込まれたってちょっと前に土方さんが珍しく悩んでたんで、俺ももしかしたらとは思ってたけど、まさか本当に千鶴に言うとはねェ。」
沖田の顔が、自分をからかう時の顔だった事もあり、千鶴はお膳を持ったままその視線から逃げた。
「土方さんもやるよね。俺も新八っつぁんから話を聞いた時は、あの土方さんがって信じられなかったもん。」
平助は頭の後ろに手を組み、あっけらかんと話していたが、千鶴の顔の変化に気付いた沖田がにやりと笑いながら千鶴の顔を覗き込んだ。

「千鶴ちゃん。実は結構…嬉しいんでしょ?」
「ぅえ!?」
今度こそお膳を落としそうな千鶴だったが、ここでも再び沖田が手を差し伸べた。
くすっと笑うと「貸して。」とそのお膳を千鶴から取り上げた。

土方が千鶴をと選んだのは、先日から散々言われ続けていた見合い話の件だった。何処の位がとは言わなかったが、幕府に強い人脈を持つ人物から、土方を気に入っている女が何人か居るのだが、その中の誰かをもらってやってくれと言う話だった。当然近藤伝いに舞い込んだ話だったが、最初きっぱりと土方は断った。そして近藤も勿論それは分かっていたことで…。しかし先方も諦めず、男は娶ってこそ一人前だとの叱りさえ受けたようだった。幕府に強い力も持つ人物の中の一人であるからにして、近藤も強くはなかなかいえず、とうとう、先日、土方に会うだけ会ってみてくれないかと頭を下げたと言う。

いよいよ困った土方だが、近藤相手に強くも言えず…。そして自分が断れば、今度はそれを近藤が再び上に言わなければならない。あの人の手をわずらわせてはと、考えた結論だった。
あの後、驚いている千鶴に、やはり駄目かと声をかけた土方だったが、いきおいよく千鶴が分かりましたと返事した事でそれは決定事項となった。

「なんで一週間だけなんだ?」
思い出した様に聞いてくる平助に、千鶴はそれはと口を開いた。
「元々、江戸には寄り道程度にしか滞在しない方みたいで、その間の一週間で、あの土方歳三の妻になった女がどれほどのモノかって…。」
言いながら、千鶴はどんどんと不安に駆られた。

自分自身忘れていた感があったが、ようは千鶴が頭脳明晰で有名な土方歳三にふさわしいかどうかを監視すると言う事であった。届かない思いを背中に投げかけるだけの自分を変えたくて思わず返事をしたが、認めてもらえなかったらと言うプレッシャーに今更ながら押しつぶされそうになった。そんな千鶴の肩を当人である土方が掴んだ。

「オイ。ちょっとお前こっちに来い。」
「あっ。はい分かりました。」
土方は平助に先に飯を食べてろとと手で合図すると、千鶴についてくるようにと言った。
おずおずと土方の背についていくと、丁度土方の部屋の前で足が止まった。千鶴が意味もなくドキドキとしていると、両手でゆっくりとその部屋を土方があけたので、チラリと千鶴は身を乗り出して中を見ると同時、声をあげた。



・・・・To Be Continued・・・・・
Category: 初めにお読みください
Published on: Fri,  12 2010 19:25
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2 Comments

きょん  

ひじかったさ~ん。
何してんですか?(黒笑)

by沖田

2010/11/12 (Fri) 19:42 | REPLY |   
ツンデレ→きょんちゃんへ">

ツンデレ→きょんちゃんへ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→きょんちゃんへ">

沖田さんの声は、本当にピッタリですよね!

甘くて、ちょっと気だるい様な…。
誘惑の声です。

銀魂は勿論なんだけど、薄桜鬼の新撰組も、
声優さん、ドンピシャだなって思います^^
土方さんの声も、とにかく皆違和感がないですよね!!

あのイタズラな声は、ダブル沖田共々すばらしい♪

2010/11/29 (Mon) 18:07 | ツンデレ→きょんちゃんへさん">REPLY |   

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