キャラメル★パレット act 18

読者の皆様
いつも読んでくださってありがとうございます☆

続きを読まれる方は
ぜひ、コチラからどうぞ
(えんぴつマークの英語のところです)
↓↓↓↓↓↓↓↓




オレンジ色の瞳をひとまわりも、ふたまわりも大きく広げ、自分の前で同じ様に唖然としている女と同じ表情をさせた。いつも儚げな色をしていた瞳は、強くその葡萄色を色づかせている。しかしその握られた拳は、未だに震えている。二人のうちの一人が素早く寧々の前に行った。

「ちょっと蒼に相手してもらったくらいで、アンタだけがその気になってるだけよ!」
キッと寧々を睨む。
「ち、違います…。ちゃんと、ちゃんと――。」
その続きを言いたいが、目の前の女の迫力におされ言葉が出てこない。しかし寧々にしては、大したものだと褒めてやりたいくらいだった。蒼と、出会い、少しづつ自分の中で何かが変わっていたのは、少し前から気付いていた。その証拠に今もちゃんと話せている。自分の意思で、自分の言葉で、大切な友達を守りたいと言う衝動に駆られ気持ちを奮いたたす事が、ちゃんと出来ている…。

その思いを汲んだ様に、雅が口を挟んだ。もう此処が教室であろうと、集まってきた女子の前だろうとかまうものかと。
「あ、あたしも隼人と付き合って…るんだから!」
多少恥ずかしかったらしい。途中モジモジと言葉を濁したが、最後はえーいままよと鼻息荒くした。
今時の女子高生二人は驚きを隠せないようで寧々と雅、双方を交互に見た。
力強い声に戸惑いを隠せない。それでも確かに自分達にかまってくれた日々もあるのだと…。どんな思いであれ、好きな気持ちは自分変わらない。彼女になる事は叶わなくても、特定の女を作らない、その他大勢の中の一人でも、側にいられるのならそれでもイイと今まで我慢してきたのだ。

―――ハイ、そうですかと引き下がる訳にはいかない。

「どうせ、アンタも同じよ。気まぐれに相手してもらって、機嫌が悪い時は近づく事も出来ないんだから!」
これは自分達が経験した事だった。昨日一緒に帰りカラオケなどに付き合ってくれたかと思えば、翌日はすこぶる機嫌が悪く、話しかけるどころか、近づく事さえ許されなかった。しかしそれも、自分だけではない。【皆】一緒なのだ。唯一近づく事が許されるのは、片割であるそれぞれどちらか、もしくは友人だけだった。そんな輪の中に入れなくても、機嫌がイイ時に許される恋であっても構わないと思っていたのに…。




そんな事…。出しかけた言葉の前に教室を開ける音が響いた。
ひどく乱暴で、殺気だっている。教室の扉に鞄が当たった。古い扉はガシャンとガラスを震わし大げさな音が響いた。其処に視線が集まった。揃った双子の到着だった。いつもの雰囲気はどこにもない。ピリピリしてるのが容易に感じる事が出来た。寧々と雅が教室の中心に居るのが分かってないのか分かっているのか…。それをそのままに乱暴に鞄を机に叩きつけるとイライラしている空気を保ったまま足を組みほうづえをついた。

こんなに機嫌が悪い二人を見たのは初めてだった。なるほど…。こんな一面もあるのか、などと雅は以外に落ち着いている。いっぽうで寧々は、やはり少々恐がっているようにも見える。そんな二人をつっかかってきた女子がトンっと押した。
「彼女なんでしょ…。行ってみなさいよ。」
どの角度から見ても意地悪に違いない。それほど機嫌が悪い時の双子は絡みづらいものだと、その態度が物語っていた。
先に動いたのは雅だった。
つかつかと足音をならし視線を妨げるように隼人の前にたった。一瞬隼人が上を見上げた。その視線はやや冷たい。しかしたった今雅だと気付いたらしく、その表情は驚きもあらわしていた。
「ねェ。機嫌悪いの!?そうなの!?」
隼人を見下ろす様に雅は冷ややかな視線を送った。空気がシンと静まり返った。
「別に悪かねー。」
「ぜんっぜん、そんな風に見えないけど!何?ナンかあったなら言って欲しいんだけど。そんな表情されると気分悪い。」
仕掛けた女子は勿論、教室、廊下、ベランダ。思わず息を呑む音が響いた。
なんて女だ…。そこら辺の女子、男子の考えてる事が今にも伝わってきそうだった。
雅はあいも変わらず平然としている。冷たい視線はなくなったものの、まだ多少機嫌の悪さがにじみ出ている隼人はふてぶてしい表情をしたまま黙っている。
「あっそ。もういい。」
女子のたくらみもどうでもいい。とりあえず本気でムカついてきた雅は席にフンっと座るとそっぽを向いた。口をきいてやるものかと…。まもなく隼人は額を覆った。項を掻くとため息をついた。
「雅。」
はン。今更何だと雅はツンとしている。この状態に周りは呆気だ。意図も簡単にあの隼人を【素に戻してしまった】と…。
「怒ってねー。」
「怒ってる。」
「そりゃオメーだ。」
「オメーって誰?!あたし知りません~!」
「オイ。しまいにゃ怒るぞ。」
「だから初めから怒ってるじゃない!」



「―――ちょっと来い。」
ぅえ!思った雅の腕をそのままひっぱりずるずると教室の外へと引っ張る。癇癪を起したように雅は何かを叫んでいる。仕掛けられたイタズラなど初めから起らなかった、もしくは気にしていない…。そんな様に二人は教室から消えていった。

残された寧々、そして今の出来事などまったく気にしてない蒼の増幅するイライラ…。

教室はどちらにしてもざわめいていた…。

・・・・To Be Continued・・・・・
Category: ★キャラメル ★ パレット(hit小説)
Published on: Tue,  07 2010 20:33
  • Comment: 4
  • Trackback: 0

4 Comments

きょん  

あ~あ。喧嘩でもしちゃったのか?
いや彼女発言に怒った?それはないな…………
二人が注目されて男たちにも注目されたのが気に食わなかった?
ふふふふふふ(*^∪^*)

2010/12/08 (Wed) 06:48 | REPLY |   

真奈美  

雅すごいなww
寧々も蒼に話しかけるのかな?

2010/12/08 (Wed) 18:46 | EDIT | REPLY |   
ツンデレ→きょんちゃんへ">

ツンデレ→きょんちゃんへ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→きょんちゃんへ">

言いたい!
けど我慢だーい!!

何で怒ってるかは、次回のお楽しみッス☆
本当は、ちゃんと寧々&蒼も書く予定だったんですが、
長くて、かけなくなったと言うねww

でも、面白い展開になると思います!

お楽しみに~~^^

2010/12/08 (Wed) 21:46 | ツンデレ→きょんちゃんへさん">REPLY |   
ツンデレ→真奈美ちゃんへ">

ツンデレ→真奈美ちゃんへ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→真奈美ちゃんへ">


あたしの中で雅は最強です(笑)

友達思いで、とっても優しくて、
でも負けん気は人一倍。つーか気が強い。
さっそく尻にしかれてる感が垣間見れた隼人でしたが、
基本親譲りのS性質を持ち合わせているので、
以外にいい組み合わせではないかと…。


つーか、キャラパレ書くの楽しくって、もう!ww

2010/12/08 (Wed) 21:48 | ツンデレ→真奈美ちゃんへさん">REPLY |   

Post a comment