Sweet selfishness ~甘い我侭~ act 34

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(えんぴつマークの英語のところです)
↓↓↓↓↓↓↓↓ スモークの中、浮かびあがるのは、白い肌。
艶かしい背中に、そっと女の手で湯がかけられる。トロリと背中をつたった湯は、女の体を滑らかに滑っていく…。
が、その光景が神楽でない事が、なんとも悲しい沖田だった。
自分は一体何をしているんだとの思いに駆られ、思わずついてしまったのはため息。

目の前の光景が、神楽であったらどんなにいいか……。
そう思わずにはいられない。
きっと、あ、も言う前にその華奢な体に腕を絡めているに違いない。
きっと、ほてった頬を、もっと染める彼女に、我慢が出来ないと口を奪ってるに違いない……。
したい事は山程ある。
殴られる覚悟も出来ていた。殴られてもいいが、強行突破する気は満々だった。
その気にさせる自信もあった。普段できないプレイ……。じゃなくて、普段出来ないような愛しかたと言うかなんと言うか……。とにかく準備は万端だったのだ……。

そんな事を思っていると、女がゆっくりと立ち上がったかと思えば、石の上に腰をかけた。
どうやらのぼせたらしい。それもそのはず、この湯の温度は、外と言う事もあり、中よりも二度ほど高くしていると書いている。実際沖田の額にも汗が滲んでいた。

自分も風に体を晒したい、などと考えながら女を見ると、女の体に巻きつくタオルが体にピタリとくっついていた。
フム…。神楽よりはスタイルがいいだろう……。思ってみても欲情する事はないけれど……。
その組んだ足の角度、かなり際どい……。意味もなく見ていた沖田と女の視線がぶつかった。女はくすっと笑った。

「のぼせちゃいましたね」
「全くでェ」
だからこそ、さっさと出て行ってくれればいいのに、と沖田は素で思ってしまう。
「考えてみれば、来ない人が悪いのよね?私達がいがみ合う理由は、何もないわ。そうでしょ?」
話す理由もないがな……。そう沖田が思っていると、スッと女が近づいて来た。
髪の毛の先が、湯に浸かって、体にピタリとくっついている。
浮かび上がる鎖骨は他の男なら、3秒で虜になってるにちがいない。
女が、湯に浸かってる沖田の側に再び腰をかけると、沖田の目線のすぐ横で、足を組んだ。小さめのタオルの切れ目からは大きく太股が露になっている。

沖田は意味もなく、イラっときてしまった。そして次の瞬間にはザバッと大きな音を立て湯からあがっていた。
「悪りィが、アンタといがみ合ってる気もないが、馴れ合う気もねェ」
女とぶつかりながら、するりと抜けた。
と、思ったが、前をと見る自分の体に、生暖かい感触が伝わった。
一瞬で嫌な予感がし、そして当たってしまった。
女の体にタオルはない。自分の足元にあたっているのが、どうやらそれらしい。
「何の真似ですかィ?つーかアンタ、待ち人が居るんだろう。変な誤解されても俺は責任もてねェ。持つつもりもねェ」
「そんな事……、どうでもいいじゃない……」
背に伝わるのは女の体温。綺麗に手入れされた指をツツツ……と滑らし、沖田を後ろから抱き締める。
沖田はその手を握り締めた。おもむろに振り向くと女は極上の笑みをしている。そのまますかさず沖田の頬へ手を……。それを再び沖田は握り締めた。

「吐き気がすらァ。テメーになんざ誰が欲情するかよ」
冷めた目で言葉を吐き捨てた。すぐに女の手を振りほどくと、沖田は背を向けた。

後ろで悔しそうに立つ女の事など、微塵も考える事はない……。なんとなく嫌な予感がしてきた自分の勘が当たらなければいい……。そんな事を考えながら更衣室へと足を向けた。

「いい気味だわ……」
ぽつりと吐き捨てた女の言葉、沖田は思わず振り返った。
しまったとの表情をさせた女。しかしもう遅い。拾ったタオルを巻きつける暇はなかった。沖田は女の目の前に立つと、突き刺さる様な視線を女に向けた。

「今のは一体ェ、どう言う意味でェ」
女は視線をそらしたまま話そうとはしない。沖田の前には、神楽より豊満な胸が晒されている。しかしまったく興味がないようにその女の顔を睨んでいる。
「もう一回聞くぜ?これで最後だ。あいつは何処でィ」
「し、知らないわよ!私はちょっとっ――」
「ちょっと? さっさと先を言わねーと――」
沖田の指先が、女の腰に伝った。ツツツと滑らしながら上に上にと……。女はビクリと体をくねらせた。止まらない指先は大きな乳房の真ん中をゆっくりと登っていく。女は下唇をかみ締めたと同時、息を荒くした。沖田の指先は、鎖骨をひとまわり撫でると、ピタリと首元で止まった。そのままじわじわと力をはめていく……。

「あいつの腹ン中にゃ俺のガキが居るんでィ。何かあってみろ。テメーを殺してやる」
女は官能的な刺激から一変。ヒッと顔を引きつらせた。
「道っ……。道のやじるしを反対の方向にっ……それだけよ!」
「テメーの連れの男に張らさせてるんじゃねーのか?」
沖田はわざと女の首に爪を立てた。
「そっ、そんな人っ……初めから居ないわ……」
「……とんだ目狐だな」
呆れ半分、沖田は言った。女は唇を噛み、何とも言えない表情をしている。確かに沖田が言った目狐と言う台詞はまさに女にはピッタリだった。フロントで沖田と神楽を見た女は、その沖田の容姿に一瞬で見惚れてしまった。しかし横を見ると、顔はまぁいいとして、腹が若干でている女。簡単に奪えると思った。話しを盗み聞きした後、沖田の後を追い、本当はすぐに電話を切った神楽が来る直前に、やじるしを切り替えた。そうして女のもくろみは上手くいったのだ。今までもそう男を取ってモノにしていたし、又そうする事が何とも甘美でしょうがない快感だった……。けれど今回の相手に沖田を選んだのが彼女の不運だった。
沖田は女の首からゆっくりと手を話すと、興味がないとでも言う様に簡単に背を向けた。くやしくはあったけど、正直、その危険な香りはもっと女の性(さが)を刺激した。が、さすがに動く事はなかった。

沖田は急いでフロントに戻ると、事情を簡潔に話した。驚いた先程の従業員は、沖田に地図を渡してくれた。まさか大の大人が迷う事なないだろうと、反対の道はあまり知らないという。しかも近い場所だと言ってるにも関わらず神楽が来なかったと言う事は、何かあったか、純粋に道に迷ったか、と考えた。どちらの可能性も神楽ならありえる。
だからこそやっかいだった。
沖田が従業員に背を向けたと同時、その従業員は女性従業員を先程の露天風呂へと向かわせた……。



・・・・To Be Continued・・・・・
Category: ★゚・*:.Sweet selfishness ~甘い我侭~.:*・゚
Published on: Wed,  02 2011 17:05
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4 Comments

真奈美  

うわww
まさかの展開だ;;
神楽だいじょうぶかな?

2011/02/02 (Wed) 23:25 | EDIT | REPLY |   

きょん  

う~わ。う~わ。
女狐め、成敗してくれるわあああ!!←?
ぐらたん頑張れ!
沖田こえ。
沖田は神楽のどこにそんなにのめり込んだんでしょう。
これは私の持論ですが、恋というものは言葉や行動に引かれるのではなく、存在に惹かれるんだと思います。
性格、顔、全てが変わったとしても惹かれる。
性格、顔、全てが同じ人がいても惹かれない。

言葉や行動に惹かれるのは、ただの好意だと思います。

2011/02/03 (Thu) 01:26 | REPLY |   
ツンデレ→真奈美ちゃんへ">

ツンデレ→真奈美ちゃんへ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→真奈美ちゃんへ">



皆の展開を裏切るのは、私の楽しみの一つなんです(笑)
えェ~~そう行くの?って時もあれば、
今日は王道まっしぐら?!みたく……。

今回も予想を裏切れた?様で
満足です☆

男なんて初めから居なかった……。
にも関わらず、沖田を物にするために一芝居うった女、
ハイ。創作してて楽しかったです ^^
そして、神楽は……。

2011/02/05 (Sat) 10:46 | ツンデレ→真奈美ちゃんへさん">REPLY |   
ツンデレ→きょんちゃんへ">

ツンデレ→きょんちゃんへ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→きょんちゃんへ">


とりあえず、沖田が怒るシーンが創作したかった。
と言う不純動機で書き始めたこの回でした。

特に、沖田の手が女の腰から伝わるシーンなんて、
想像するだけで鼻血もの(←)
あのシーンは、打ってて、私も興奮しました(笑)

そ・し・て・
いつも思うんだけど、キョンちゃんって
物事を、面白い捕らえかたするよね!
ものごと、斜めから見たりするのが
私の癖なのですが、きょんちゃんの意見って
見るたび、思わず頷いちゃうんだヨ!!

え?本当にまだそんなに年若いの?
なんて考えちゃう事もしばしば……(笑)

2011/02/05 (Sat) 10:51 | ツンデレ→きょんちゃんへさん">REPLY |   

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