木賊色の唄 act 6

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腫れぼったい目で、千鶴はおもむろに戸口に立っている、平助を視界に捕らえてしまう。
千鶴は鼻をスンと鳴らし、平助の名を呼んだ。
すぐに自分が泣いている事に気付き、必死に頬の涙を拭った。
それと同時に、沖田からずずずっと離れた。

「な……にしてんの?」
動揺を隠し切れない平助が聞くと、淡々と沖田が答えた。
「千鶴ちゃんがあんまりにも可愛いから、ちょっと……」
平助の前で、あえて話をうやむやにした沖田。しかしそれは平助の神経を逆撫でしてしまう。
けれど、それさえも沖田の想定内とでも言うように、笑った。
ずかずかと部屋の中へと平助が入ってきたと思えば、有無を言わさず千鶴の手を強く引いた。
咄嗟のことで、千鶴の足はうまく立てない。だからすぐに平助は千鶴の腰を力強くひき、自分の方へとひきつけた。

「千鶴を泣かせた奴ァ、例え総司でも許さねーっ」
千鶴は、平助の腕の中で、目を見開いた。沖田は口元に笑みを浮かべる。
「別に僕は泣かしてなんか居ないよ。ねぇ? 千鶴ちゃん」
何て言ったらいいのかが千鶴には分からない。
「――あの、平助君」
「千鶴は黙ってろ」
ちらりと千鶴が沖田の方を見てみれば、策士沖田が笑っている。
「千鶴、行くぞ」
平助が当然の様に、千鶴の手を引いた。
それを、沖田が反対側から止めた。

「なんでさぁ、そうやって平助は、千鶴ちゃんを好きなようにしてんの? 別に千鶴ちゃんは平助のものじゃないよ?」
沖田の甘ったるく、気だるそうな声が部屋で響いた。
何余計な事を言っているんだと、千鶴は慌てた。その千鶴の体を沖田は力任せに引いた。
当然引かれた千鶴の体は、平助の手の中からするりと抜け、更に、体勢を崩し、沖田の胸にとダイブした。
こんな状況を、千鶴が望んでいる訳でもなく、既に千鶴の頭の中は、パニックと化していた。
「何すんだよ! 総司っ!」
「べっつにィ。ただ平助が千鶴ちゃんの事を、さも自分のものの様にしているのが面白くないだけ」
「お、俺は別に千鶴の事を、自分の物の様になんかっ――」
「……してないって言うの?」
沖田の言葉に、平助は口を閉ざしたままだった。
この目まぐるしい状況に、ついてこれない千鶴を、一度だけ沖田は見た。
その瞳は、千鶴の為に何かしてあげよう、そんな瞳の色にも確かに見えたが、左之助と同じく、まるで面白いオモチャを見つけたかの様に、楽しげにも見えた。

「じゃ、別に僕が千鶴ちゃんとイチャついてもいいんだよね?」
平助は、沖田から視線をそらしたままだ。
何かを期待した沖田だったが、平助が何を言わないままだったので、「よいしょ」そう言いながら腰をあげると、
千鶴と一緒に平助の前をするりと抜けた。

刹那、千鶴の体が進まない事に沖田は気付いた。
振り返ったその視線の先、もう一度、平助が千鶴の手を掴んでいるのが見え、口元をあげた……。




・・・・To Be Continued・・・・・
Category: 初めにお読みください
Published on: Sun,  06 2011 23:26
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2 Comments

きょん  

神楽でてきてます……!千鶴じゃないですか?

いや、沖田さんいいですよね……ニヤリッと言う顔………
平ちゃんも呟き声とか萌え萌えです!
アニメの「最後に、少しは役に、立ったかな……」と言うのはゲームに無くて悶えました//

2011/03/08 (Tue) 19:36 | REPLY |   
ツンデレ→きょんちゃんへ">

ツンデレ→きょんちゃんへ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→きょんちゃんへ">

もう本当ね、自分の不甲斐なさに、泣けてくるよ……i-240
つーか、教えてくれてありがとう i-201

ありえないね、神楽って。
物語が変わっちゃうっつーね !

私も昨日、おとついと、薄桜鬼のMAD巡りをしてました。
平ちゃんに萌え過ぎて、もう本当に鼻血が出るかと思った。

沖田さんの甘い声も、凄いですよね!
あんな声で囁かれた日にゃ、失神しちゃいそうだ (笑)

2011/03/09 (Wed) 21:15 | ツンデレ→きょんちゃんへさん">REPLY |   

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