Honey Girlの悪夢 act 30

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カタカタカタカタ……カタカタカタ……。

小さな一室の中で、キーボードを軽やかに叩く音が響く。その手つきは手馴れたもので、熟知していると言えた。その音とまじわる様に流れているのは、頭上からの、スピーカーから響く、音楽だった。




その周りを囲むように、男達は座っていた。
年はまだ若い、と言っても、神楽達からみれば、大人と呼べるぐらいで。


けれどその表情はと言えば……。

画面には、複数の写真が映し出されていた。
それは何日かに分けて撮影されたもので、一人の女子高校生のもの。髪は特殊な色で、思わず見入ってしまう様な。
映し出されていた画像の全ては――――神楽のものだった。

それを食い入るようにみる様は、思わずこちら側が、引いてしまう様な、そんな感じだった。

神楽が、沖田に必死になって隠していたもの、知られたくないと願っていたもの。
あの、電車の中での行為、全てだった。

ほんの小さな小型カメラで撮影されたその画像は、そこにいくつも映し出されている。
それを、カチッ、カチッと順番に見ていっては、気味悪く笑って。

「いいよ、凄くいいよ……君」
口にして、また笑う。

神楽を悪夢の中に突き落とした張本人。そいつが其処に居た。
舌先を口から出し、ぺロリと舐める。
それはまるで神楽を、品定めしている様だった。

自身の指に、絡みついた、神楽の中の、あの甘く濃厚で、厭らしく卑猥な……。
親指と中指を、すりすりと摺りあわせる。あの時の感触を、今もまだ覚えている、そんな風に。

自分の手の内で、もがき苦しむ神楽が、たまらない。

拒絶しながらも、その体は、面白い様に自身の指に反応していた。
埋もれれば埋もれるほど、生暖かい液体が、指先に絡みついた。あの感触が、忘れられない。


そんな事を男が考えていると、スピーカーから流れる音楽に混じり、一つの音が鼓膜へと届いた。




トントン……トントン。
それはとても小さくて、思わず見逃してしまいそうな。でも、その音は、しっかりと男の耳へと届いてる。
トントン……トントン。

思わず顔を見合わせた。扉、その向こう側から……。何か、音が聞こえてくる。

(何だ……?)
男は、ほんの小さな声を吐いた。

中心に居た男は、周りを見ると、ふたたび入り口の方へと顔をやった。
シンと静まりかえった其処は、やけに恐く見えた。
行け―――、そう合図してみたものの、誰一人と動く者はいなく、仕方なく、男は、ゆっくりと部屋の入り口へと足をむけた。

ドアの前に立ち、ゴクリと喉を鳴らした。
ゆっくり、そのドアを引いた……。

ヒュ――――――っ

胸ぐらを強く引かれたと思ったら、見覚えのある男の顔が、すぐ近くにあった。
男は唖然とした。
この顔……、この瞳……。

目の前の男は、とても低く、静かな声を吐いた。



「――――あいつへの借り……キッチリ取り返しにきやしたぜィ」




・・・・To Be Continued・・・・・
Category: ★Honey Girlの悪夢
Published on: Tue,  25 2013 16:27
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