キャラメル★パレット act 28

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↓↓↓↓↓↓↓↓ 雅と寧々が、双子によって遊ばれている間に、そのバスは着々と目的地の民宿へと進み、到着した。

緊張の余り、堪えきれなくなりそうになってはいたが、何とか休憩所で気分を入れ替えては、その心臓の音が跳ね上がるのを抑えていた。
着いたその場所は、普段自分達が暮らしている場所とは一変して、立っているだけで、もう夏を感じる事ができた。

背の高い大きなホテルなんかではなく、落ち着いた、田舎を感じさせる所で、その入り口から見えるのは、大きなビーチだった。わらわらと生徒達が、荷物を持って歩くなか、当然、その四人も、そこに居た。

雅と寧々はといえば、着いたばかりだと言うのに、もう既に疲れていた。それもこれも、双子に、バスの中で、散々と遊ばれた結果だった。

からかえば面白い様に反応する彼女達が、面白くてたまらないと。

そんな彼らだったけれど、民宿へと入るなり、その余裕も粉々に散ってしまうのだった。

「なんでィ、ありゃ」
ふてぶてしく蒼が言った先にあるのは、自分達と同じ他校の高校生。
そういえば、合同だったと今更思い出し、今にも悪態をつきそうになっていた。

「凄い、人ですね」
寧々は、純粋に驚いている様だ。
確かに寧々の言葉通り、そこには自分達と同じ様な人間が、先生にと連れられてそこに居た。
雅はといえば、暑さが余計に増しそうだと、うんざりした面持ちで荷物をもっていて。

気がついたのは、自分達の方が先だったけれど、向こう側も、見られていれば気がつくと言うもので、集団と集団の目が、かち合ってしまった。
一気に、雅と寧々の視線が、緊張した。

「な、なによ。喧嘩でもしかける気?」
雅の言葉に、隼人は、呆れるしかない様に口を開いた。
「お前の思考は、そこにしか行かねえのか」
いつもの調子で雅が噛み付きそうになるも、注がれる、その様々な視線に触れ、口を閉じた。



合同と言う事は、同じ様に、宿泊し、行動を共にすると言う事。
特に蒼はと言えば、面白くないようで。
「ほら、さっさと行きやすぜ」
「あ、……はい」
手を引かれるまま、大人しく寧々は蒼に連れられ歩いて行く。

雅はと言えば、そこに居る自分と同じ女子高生を、見ては、隼人の方へと視線をうつし……。
「なんだよ、俺に言いたい事でもあんのか?」
余裕そうな隼人を見ては、雅は面白くないと思ってしまい……。

「別に、何も思ってなんかいないんだから」
頬を膨らまし、隼人を置いて雅は二人の後を歩いていく。その背中には、しっかりとやきもち。そう書かれていた。

隼人はそれを、たまらなそうに笑う。どうして雅はこんなにもわかりやすいのか。
天邪鬼だとは思っているけれど、可愛く思えて仕方がない。
それを口にだして、雅にさらすつもりは、ないけれど。

しかし蒼の事を言えたことではないけれど、正直、隼人も面白くはない。
寧々の綺麗さとは、また違った可愛さを雅は持ち合わせている。それを男が気づかないはずもなく。

自身に注がれる女の視線は、まったく気にならないものの、その雅への寄せられる視線の先をたぐって……。
男達の視線が、隼人とかち合った。
特に睨んだりする訳ではないけれど、その効果は、確実にあったと言えて。

すぐに視線を逸らした隼人は、雅の背中を追って、歩いていった。





一度生徒達が集まり、その後は、各自部屋へと直行した。
やっと、重たい荷物が肩から下ろすことが出来たと、雅達からは、大きな息が漏れた。

別に一緒に居たくない訳じゃないけれど、どうしてか、 まだまだ緊張が体を包む。それを彼らが愛おしい、そう思ってるだなんて、夢にも思ってないけれど。

時計を見れば、もうすぐ正午になる所だった。
スケジュールは、もう既に詰まっている。予定通り、自分達で、食事を作ると決まっていた。しかも、他校の生徒を交えて。いきなり知らない人達と行動しなければならなくて、色んな意味で、体は一気に緊張した。
おまけに、着替えなければならない。二人で選んだ、水着に。

ドキドキと、心臓の音が加速していく。

少しでも、可愛い、そう彼らは思ってくれるだろうか。
選んだかいが、あっただろうか?
そんな思いを彼女達がめぐらせているとは、思ってもいない彼らは、別室で大人しくしてる……。と思いきや、さっさと荷物を置き、ビーチへと足を向けていた。

そこには、早くからその場へ行き、各校の委員会の生徒が、準備をしていた。
テントを張り、台や椅子を組み立てている。
今回は合同と言う事もあって、他校の生徒同士を交えてグループを組む様にセッティングする予定である。

そこに隼人と蒼は居た。

もう既に、そのグループは決まっていた。
だからこそ、二人はこの場所へと足を向けたのだった。机に向かって、なにやら男子生徒が、紙に書いている。
そこを、人差し指で、トントンと叩く。
突然の事に、あっけに取られながらも、生徒は顔をあげた。


似たりよったりの、イケメンの双子は、笑みを浮かべる。
くやしいか、それはその男から見てもイケメンで……。

「ちょいと、相談があるんでさァ、聞いて、もらえませんかィ?」



・・・・To Be Continued・・・・・



Category: ★キャラメル ★ パレット(hit小説)
Published on: Sun,  30 2013 12:47
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