Honey Girlの悪夢 act 31

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↓↓↓↓↓↓↓↓ 首元を引く、その男の瞳孔は、深く、紅く光っている。
「かっ……はァ……」
息が思う様にできない。それでも、その力は、緩められることなく、きつく、きつく、絡んでくる。
頭の中に記憶している、この顔、この顔は……。

「忘れた、なんて言わせねえ、言わせねえよ」
深く、紅のその色が、自分を映し出す。
「お、まえ……は……」

「沖田 総梧って言いまさァ、顔は知ってるだろうが、名を名乗るのは、今日が初めてでィ」
首元を掴んだまま、そのまま一気に中へと足を踏み入れた。
高杉と二人分の体を部屋に押し込むと、その扉はガチャリと閉められた。

男の体は、ガチャンという音を立て、テーブルの上に腰かける形となる。
沖田の眼球は、その男から、一変たりとも離されはせず。

自身を刺すように睨んでくる沖田に、男は喉を鳴らした。

「散々アイツを持て遊びやがって――――。テメーの泣きッ面、この目に焼き付けてやらァ」

沖田の右腕が、下から、ストレートに男の腹へと沈んだ。

「かっ……はァ……」
口元から、タラリと唾液が吹き出た。沖田の腕に、体をしなだれさせると、息が出来ない、苦しいと、その顔を悶えさせた。
その沖田に、横から手が加えられた。その手に気づいてはいる。
が、それよりも早く、沖田の後方から、手が出た。

パシッと掴んだその腕を、きつく、捻りあげる。
「悪りィが、テメーらの相手はコイツだけじゃねえ」
そのまま高杉は男の首元を捻りあげた。

苦しい……男の面はそう叫んでいる。

「な、何でここが―――」
薄笑いすら浮かべていない沖田の表情は、だからこそ怖く見えた。
「何でここが? そんなこたァどうでもいいんでィ」
言った沖田のその視界の中、探していた物が入った。
それに気づいた男が、急いで閉じようとする。が、それよりも沖田の手は早かった。

自身の眼に焼きつくその全ての画像。神楽が、苦しみ、隠し通したかった、その画像。


怒りで、歯が、ギリっとなった。

男の首元に、もう一度沖田の手が伸びた。引かれたと思ったら、テーブルの上にと叩き付けられた。
ガシャンと言う音と共に、グラスから水が、零れ落ちた。
「許さねえ、許さねえよ、テメーらだけは……」


「沖田……総梧……」
苦し紛れに、名を呼ぶ。
一体なぜ此処が? 後ろの男は、誰だ?
思うことはありすぎるけれど、自身の腹にと叩きつけられた衝撃が、後を引きすぎて、言葉がでてこない。

男からすれば、沖田達はまだ子供だ。なのにそのキツク向けられる冷たい視線は、自身に痛いほど絡み付いて。

「あぁ、覚えてもらっても、もらわなくてもかまわねえ。ただ俺は、テメーらを、ぶっ潰しに来ただけでィ」
男の顔から、血の気が引いた。
あの女、あの女の後ろに、こんな男が……?
しかも、たった二人で?

沖田はその男の体を、強く引き上げた。首元にキツク手を捻りこませ、そのまま椅子へと座らせた。
息が思う様に出来ない。その手を沖田は緩めた。

「さぁ、あいつを苦しめ続けたその全て、俺の目の前から、今すぐ消しやがれィ」





・・・・To Be Continued・・・・・
Category: ★Honey Girlの悪夢
Published on: Mon,  08 2013 11:40
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