Honey Girlの悪夢 act 36

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↓↓↓↓↓↓↓↓ タッタ……タッタ……タッタ……タッタ……。

銀魂高校の廊下を、軽快な足音が音を刻んでいく。
それと同時に、柔らかいスカートがふわりと揺れる。
トレードマークのお団子頭を結って、その表情は笑顔にまみれている。

朝の生徒の波をかき分けて、職員の合間をぬって。ただ、ただ一身に、その姿を探して、まっすぐに、その少女は誰かに向かって走っていく。





「高杉! トッシー! ゴリ――――っ!」

とびきりの元気な声と同時に、三人の姿を見つけた神楽は、その中へと、勢いよくダイブした。

「おわ――――っ、おまっ!」
と、言いかけた土方の体は、飛びついてきた神楽の体とともに、倒れこむ形になり、ゴロゴロゴロ~~~っと床へ転げた。それでも神楽の体は土方から離れることなく、その細い腕を、きゅっと背中に巻きつけている。

「おはよう!」
「お、おは……」


よう……。

言葉こそ、途切れてしまった土方だったけれど、その表情と言えば、いつもの彼からは想像していないほどに柔らかく。
むくっと土方から起き上がり、離れた神楽は、今度は高杉の胸へと、飛び込んだ。
「おはよう!」
飛びつかれた高杉の表情は、土方の表情と、よく似ていて。
そのまま、今度は、近藤の背中に、小さく細い腕を巻きつかせた。
「おはよう! ゴリ! おはようアル――――っ!」

ぎゅぅ……ぎゅぅ~~~。

痛い、神楽の力は、痛いくらいに近藤の体を抱きしめているのに、彼から出てくるのは、あたたかい笑顔だった。
「おはよう、チャイナさん」





沖田よりも一回り大きな掌が、ふわりと神楽の頭を撫でた。
その込められた思いは、沖田とは、また違った優しさと温もりがあった。
近藤の中にいる神楽は、まぎれもなく、あの、いつもの神楽である。
そう三人は分かった。

「ただいま!ただいま! ただいまアルっ」

周りの生徒には、神楽の言葉の意味が分からない。
こんな朝っぱらからの、彼女の、このテンションの意味も。
でも、神楽には、目の前にいる三人に、伝わればそれでよかった。

何気ない日常から、悪夢に捕らわれ、たった一人きりで戦いはじめ、たえれなくて、もろくも崩れて。
一度は壊れそうになったか、壊れてしまったか、でも、
それに気づき、たすけてくれた、かけがえのない彼らに。

神楽にとって、その感情は、うまく口では表せれないものだった。
でも、ただいま、その言葉の意味を、彼らは一言で分かってくれた。

それが、神楽には、なによりも嬉しいようだった……。




思わず、三人の声が、重なった。




『おかえり』

……って。




・・・・To Be Continued・・・・・



Category: ★Honey Girlの悪夢
Published on: Thu,  26 2013 12:36
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  • Trackback: 0

2 Comments

とくめいがかり15cm  

きゃわわわわー!
こ、更新されてたァァァ‼︎
待ってましたあああああァァァ涙

2013/10/02 (Wed) 23:58 | REPLY |   
ツンデレ→とくめいがかり15cm様へ">

ツンデレ→とくめいがかり15cm様へ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→とくめいがかり15cm様へ">

お、おはようございます! とくめいがかり15cm様!

なかなか、思うように、更新できなくて……。
でも、ご覧くださっていたって知り、とても嬉しかったです^^

今日は、更新できるかと思いますので、また、
お目にふれる事ができたら、ちょっとでも、きゅんとする事が出来たなら、
とっても嬉しいです^^

頑張りますので、また声をかけてください!

ツンデレよりでした ★

2013/10/03 (Thu) 06:17 | ツンデレ→とくめいがかり15cm様へさん">REPLY |   

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