キャラメル★パレット act 34

読者の皆様
いつも読んでくださってありがとうございます☆

続きを読まれる方は
ぜひ、コチラからどうぞ

↓↓↓↓↓↓↓↓ 「おーにさん こーちら ての なーる ほうへ」

銀魂高校、実行委員会のアナウンスが、流れるとともに、ハイテンションの音楽がビーチへと流れた。
そしてそれと同時に、一気に中央へと集まっていた生徒達が、散り散りになって、他方へと走っていく。

その中には、当然、雅と寧々もいる。
小さな掌をきゅっと握り、合図とともに、二人して足を駆け出した。

二人の前にも、後ろにも、生徒は混雑していて、中々前に進めない。
それでも、少しでも進もうと、鬼から逃げようと、前に進んだ。

そこに、双子の姿はなく……。


「ね、寧々……っ、離れないでね!」
「み、雅ちゃんこそ……私から離れないでくださいね……っ」

人と、人の中で、体がもみくちゃにされそうになる。体が押されて、うまく前に進めない。おまけに足がからまって、転びそうになる。
「い、痛っ」
言った所で、か細い声は、飲み込まれかきけされてしまう。

でも、前に、ちょっとでも前に……進まなきゃ……。



「おにごっこ~~~スタート~~~!!!」

つかまっちゃうっ!!



軽快な実行委員の合図と共に、生徒達が散らばる中、鬼と化した役員が、目に、腕をかぶせるそぶりをさせ、数を数え始めた。いーち、にーい、さーん、しー……、鬼の人数は、二校合わせて十人。鬼につかまった生徒は、鬼と化し、また生徒を捕まえていき、どんどんと鬼が増殖していく。と言う、ごくごく普通の、一般的なもの。

しかし、お祭り好きの生徒達がそれだけで満足するはずもなく、終われることなく。

「は、早く逃げなくちゃっ!」
「は、はいっ!」
懸命に声を張り上げながらも、繋がれている手を、決して離そうとは、二人せず。
肝心の隼人と蒼は、どこに行ってしまったのだろうと、キョロキョロと辺りを見渡してみる。
けれど、生徒の波が、目の前に広がっていて、全く分からない。
しっかりと、二人、掌を重ねるその頭上から、再びスピーカーの音が流れた。

「制限時間は1時間、逃げ切れた生徒には、賞金……ではなく、商品がプレゼントされます。何かはサプライズ! さあ、皆がガンガン逃げちゃって、商品をゲットしちゃいましょう!」

ハイテンションの実行委員の言葉がプチっと切れたあと、生徒達のテンションはマックスへと達したようであり。

「雅ちゃん! 大丈夫ですか?」
けれど、寧々の言葉の言うとおり、雅は、それ所ではないらしい。
いち早く逃げようとする生徒達の後ろからの、横からの波にのまれ、つぶされそうになっていた。

「ね、寧々……助けて~~」
こうなってくると、生徒達は、周りがみえていなく、大人数の中の二人なんて、まったく眼中にないようだった。

だから二人の小さな掌なんて、あっと言う間に引きはがされてしまったのだった。





・・・・To Be Continued・・・・・
Category: ★キャラメル ★ パレット(hit小説)
Published on: Sun,  06 2013 22:50
  • Comment: 0
  • Trackback: 0

0 Comments

Post a comment