彼氏 act 43

読者の皆様
いつも読んでくださってありがとうございます☆

続きを読まれる方は
ぜひ、コチラからどうぞ
↓↓↓↓↓↓↓↓ それから数日、神楽達は、今、銀魂高校へといた。

「きりーつ、れーい」
日直の声と共に、おやようございますの挨拶。教室、黒板、そして、教壇の前まえの席、そこに、神楽はいた。
トレードマークのお団子頭、短めのスカートの中には、ジャージ。そしてその綺麗な瞳をかくす、大きくぐるぐると円をまいた、便底めがね。そして、その隣には……。

「せんせー。チャイナが早弁食ってまさァ」
沖田がいた。

横からの声にむぐうと喉をつめらせた神楽は、胸元をドンドンと叩き、喉につっかかっていたであろう、白飯を、その巨大な胃袋のなかへと流し込む。そしてやっととばかりに沖田へと、抗議の口を開いた。
「おまっ、何、銀ちゃんに、チクっているアルか!」
「馬鹿か、テメーは。ど真ん中で食ってて、言ってんじゃねえ」
教科書を立てて、本気で隠せるかと思っていたかどうかは不明だけれど、神楽はしまったとばかりに、その残りの弁当の中身を口の中へと放りこんだ。

そんな二人のやりとりを、見ていた銀八はと言えば、これが二人の日常、もう何も言うまいと、出席をとりはじめた。


午前の授業がはじまって、昼食の休み時間をむかえると、いつもどおりのメンバーが屋上へと集まっていた。
そうじの時間がやってくると、その箒はといえば、神楽と沖田のとっては、凶器、もしくは武器になる事は間違いなく。
手元を持って、いわゆるチャンバラをくりひろげ、そして午後の授業がはじまると、その教室には、沖田の姿はなかった。

彼曰く、神楽との死闘を繰り広げた、午後の時間は、休息の時間であるという。
愛用のアイマスクをすると、屋上では、静かな寝息が聞こえてきた。

同時刻、神楽はと言えば、しっかりと教室の中へといた。
その教科書を、机の上にしっかりとたて、すやすやと寝息をたてて……。

放課後、神楽達は体育館へといた。
館内からは、威勢のいいこえと、迫力のある竹刀のぶつかる音。
ミツバ、お妙と並んで、神楽はその光景をみていた。


そして時刻は午後七時。
沖田は今、神楽の自宅へといた。



「あ、あがって行くアルカ?」
学校のいるときとは、うって変わった様子の神楽と、二人きり、いまこの場所は、玄関先。
沖田のシャツを、ひかえめに、でもしっかりともち、背をむけたばかりの沖田に、神楽の声は、かけられていた。

騒がしい学校でもなければ、竹刀のぶつかり合う、館内でもない、ここは、神楽の自宅。
シンとした空気が、さっきから、二人を包んでいた。

神楽からの問いに、何秒たっただろうか、その間、沖田からの返事はなく、そのシャツを掴む神楽の手のちからは、僅かずつであるけれど、増していた。

「いや、今日は、帰りまさァ」
神楽の耳へと、背中ごしに聞こえてた沖田からの言葉。
未練があるのか、ないのか、沖田は、そのドアを、ゆっくりと押す。


ツンと、背中がつっぱった。

「……待ってヨ」

それはとても、小さな声。
間違いのように、神楽の口から、零れた、微かな声。
きゅっと、沖田のシャツを握り締める力が、また増した。
離さない、帰らないで……。




「ちょっとだけ、上がってって」


・・・・To Be Continued・・・
Category: ★彼氏
Published on: Fri,  27 2014 15:59
  • Comment: 0
  • Trackback: 0

0 Comments

Post a comment