彼氏 act 44

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↓↓↓↓↓↓↓↓ そっと、床に、置かれたのは、おそらく銀八が、己の趣向で神楽のためにと買ってきたであろうイチゴ牛乳。沖田はそれに、ゆっくりと口をつけた。
彼の中に、理解不能な甘さがとけこんでいく。
それを真顔で、喉の奥へと流し込むと、ゆっくりと、目の前に神楽に、視線をやった。

向けられた視線が居心地悪かったのか、神楽は、逃げるように、視線をそらす。
「あ、テ、テレビでもみるアルカ?」
すぐ手元にあるリモコンのボタンを、かたっぱしから押していく。
パッパッとチャンネルが変わっていく。その間、沖田の視線は、神楽から離されていない。
気まずさに耐えられなくなった神楽は、そっとリモコンを元の場所へと置いた。

お団子頭に、便底メガネ。スカートの下には、ジャージ。
これらは、全部、沖田から、神楽への指示だった。
そんなフル装備をしている神楽は、視線をやや俯きぎみで、正座をし、沖田の前にと座っている。

連れ込んだのは、神楽の意思であるが、このピンと糸のように張り詰めた空間に、そろそろ神楽は耐えられなくなってきていた。
それは、昼間、あれほど沖田と二人して、大暴れしていた神楽とは裏表。

そんな神楽の掌に、そっとと、沖田の掌が重なった。

一瞬で、神楽の心臓が跳ね上がった。

待ってヨ。ほんの何十分か、前に、口から出てきた言葉。
あの日から、二人きりになる事を拒否している沖田からの境界線を、切った瞬間だった。

神楽の小さな喉が、静かに音をたてる。
緊張という糸を飲み込んだ。

昼間あれだけ、罵声を出していた口だろうか、そう思うほどに、神楽の唇は言うことをくれなかった。
他愛のない話でいい、つまらない話でもいい、何でもいいから話さなきゃ。
そう心の中では思うのに、神楽の口から、一言だって、出てきてはくれない。

昼間の沖田の態度の意味も、自分自身の態度の意味も、ちゃんと分かってるつもりだった。
だからこそ、そんな線なんて切ってしまいたかった。

「す、好きアル」
やっとで、神楽の口から出てきた言葉。

(あぁ、もぅ、何言ってるアルカっ)
伝えたいことが、ちゃんとあるのに、上手く伝えられない。
神楽は、違う、そうじゃないと、首をふる。

でも、どうやって、伝えればいいのか、分からない。
気持ちの中はちゃんと決まっているのに、それを上手く伝える事ができない唇がもどかしくて、噛む。
視線さえあわせることが出来なくなった神楽は、きゅっとつむる。




「いいのか?」

沖田の指先は、そっと、神楽の頬に触れていた。


頬に触れていた沖田の指は、そっと離れ、うなじへと、ゆっくりとそこを引くと、触れたかった、沖田の熱が、神楽へとひっついた。
汗くさくて、でも、大好きだった、この匂い。
それを、一番近くで感じたかった。

責任なんて感じて欲しくない。触れようとするたび、恐がるように遠慮してほしくなんてない。

ずっと、ぎゅってして欲しかった。
あの事があってからできてしまった沖田との、僅かな距離。
それがもどかしくて、たまらなかった。

嬉しくて、閉じていた神楽の瞳から、涙の筋が通った。
目尻の涙を拭った沖田は、そっと、その目元にある眼鏡をはずした。
目の前に、神楽の透き通った瞳が映し出される。


「好きヨ」

私はこの男が 好き。

神楽からの儚げな告白の後、再び沖田からの熱が重なった。

ぎゅってして欲しくて、シャツをひっぱった。手を繋いで欲しくて、何処にあるかとさがした。
それが伝わったのか、神楽の細い指を、そっと、沖田の指がからんだ。
いったい、何処から、こんな甘い空間の境界線が……思わずそう思ってしまうほどの世界に、自然と神楽の体に緊張がはしる。

細い髪の毛一本から伝わってくる。伝わりそう。でもそれを止められないし、止めたくない。

そんな空気の中、ほんの少し息苦しくなった神楽の鼻から、苦しいと、息がもれた。
それを感じた沖田は、僅かだけれど、唇を離す。甘い呼吸困難から、やっとと神楽は逃れたけれど、すぐに、その熱が惜しくなったのはどちらかか、再び、その熱はまじわった。




回線遮断……  頭の中が、真っ白になった。




ちゅ…… 甘いリップ音とともに、やっとと離れたとき、神楽の息は、あがっていた。

今度こそ離れた温度に、もう神楽の頬は赤くそまっていた。
今更恥ずかしくなって、俯いた。それが可愛かったのか、どうかは分からないけれど、沖田の手は、もう一度神楽の頬からそって、顎へと。

「ま、待ってヨ」

神楽の口から、やっと、待っての声がかかった。
思いが伝わればいい、伝わって欲しい、そう思ってはいたけれど、突然振ってきたこの、甘い空間に、どうやらもう神楽は耐えられなくなっているようだった。

そんな様子をみた沖田は意地悪な本音を口からもらす。

「まだ、全然足りてねえんですがね」
沖田からの言葉に、ますます神楽の頬は淡くそまった。
これ以上、何をどう甘くするのだろう。本気で神楽はそう思った。
だって、心臓が、バクバクと言うことを聞いてくれなくて、今にも破裂しそう。しかもそれを制御できそうにない。

なのに、なぜ、目の前の男は、こんな我侭を……?
そう思い、顔あげると、そこには、いつもの沖田がいた。

人を馬鹿にしたようで、おちょくっていて……。

「も、もぅ!」
精一杯、神楽から出てきたのは、これ程度の言葉。
今は、それしか思い浮かばない。

ドンと沖田の胸板を、叩いたたいたつもりだったけれど、神楽は驚いてしまう。
いつのまに、こんなにも彼の胸板は、力強くも硬く……。
思った反動と、返ってきた衝撃、そして、自分は、正座をしていたこと、緊張にそれが、拍車をかけてしまった事。

「あぶねっ!」
沖田の掌が、反動でと倒れる神楽の後頭部へと回された。
まるで、そうする事が、沖田の中では、当然のように。
けれど衝撃はそのまま、重力にさからわず……。

「わっ!」

神楽の声と、重なるのは、ぴたりと、密着した体。
喉がなったのは、一体どちらだったのだろう。もしかしたら、二人とも?
そんな、二人の距離は、思わず、この拍車がかる音を、意図も簡単に、届けていた。


・・・・To Be Continued・・・

Category: ★彼氏
Published on: Thu,  03 2014 16:33
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5 Comments

沖神love  

お久しぶりです!
しばらく見ないうちに
      たくさん更新されててビックリ
ツンデレさんの、小説相変わらず
       キュンキュンですね
さすがです
でも、一ついいですか?
私の意見何ですけど、
え~と...沖田と神楽のデートシーンとか
あんまりない気がするので、
         もっと二人きりのドキドキ感が欲しいです
勝手な意見すいません
頑張って!!

2014/07/18 (Fri) 20:01 | EDIT | REPLY |   

沖神love  

お久しぶり

お久しぶりです!
しばらく見ないうちに
      たくさん更新されててビックリ
ツンデレさんの、小説相変わらず
       キュンキュンですね
さすがです
でも、一ついいですか?
私の意見何ですけど、
え~と...沖田と神楽のデートシーンとか
あんまりない気がするので、
         もっと二人きりのドキドキ感が欲しいです
勝手な意見すいません
頑張って!!

2014/07/18 (Fri) 20:02 | EDIT | REPLY |   
ツンデレ→沖神love 様へ">

ツンデレ→沖神love 様へ  

Re: お久しぶり

ツンデレ→沖神love 様へ">

おはようございます!
そして、お久しぶりです ♪ お元気にしてましたでしょうか

いま、少しずつ、作っては消し、作っては消しの連続ですが、
少しでも、面白いものを読んでもらいたいと、日々、頑張っています ★

沖田と神楽のデートシーンですね ^^
そういえば、最近なかったですね ★

ちょっとバタバタしてるんですが、もうすぐ、八月にもなりますし、
ちょっと夏らしく、ドキドキするものも、アップしたいと思います !
楽しみに待っててくださいね ~ i-179

2014/07/30 (Wed) 08:47 | ツンデレ→沖神love 様へさん">REPLY |   

沖神love  

返事ありがとうございます!!
本当に文を書くの上手ですね
漫画何て書いてみてはどうでしょうか??
私は、漫画家に関係のある仕事か
漫画家自体になりたいのですよww
なれるかどーかなんですけどね
小説上手いからどこかの会社売り出したら?と思っちゃいますよ
ツンデレさんの(^ ^)
これからも頑張って

2014/08/09 (Sat) 10:53 | EDIT | REPLY |   
ツンデレ→沖神love様へ">

ツンデレ→沖神love様へ  

Re: タイトルなし

ツンデレ→沖神love様へ">

おはようございます !

漫画はですね~、恥ずかしいですが、全くかけないんですよね (笑
超がつくほど、手先がぶきようで、絵をかくのが、大の苦手なんですよ。

なんで、漫画や、いらすとを描いていらっしゃる方を見れば、みるほど
毎回、凄いなと尊敬します。
このサイトは、二次小説なんですが、別のブログでオリジナル小説も
かいてるんですよね ♪まずは、そこで、沢山かいて、勉強します ★
よかったら、オリジナルの小説もご覧ください~♪

2014/08/12 (Tue) 06:11 | ツンデレ→沖神love様へさん">REPLY |   

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