Day After Tomorrow act 7

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↓↓↓↓↓↓↓↓ 最近新選組が、京へといく事が増えている。
神楽の耳に、町民のそんな噂話が、耳に入ってきたのは、ほんの偶然な出来事だった。
もともと、万事屋所属の神楽からしてみれば、沖田の羽振りがいいことなんて、知ってのこと。でもそれが前にもまして感じるようになってきていたが、沖田に理由を聞けば、ただの小遣いだというばかり。
けれど、もう何年かになる間柄、自分の懐事情なんて知ったもので、たいして気にすることもないと、その時は思った。

だから、何も気にしないように、いつもの甘味屋をめざしては、神楽の足は前を向いていた。
そんな時だった。ふいに神楽の耳へと、まるで囁かれるように入ってきた噂ばなし。

沖田 総悟と、京の町娘が、密会している。


(――――くっだらない話アル)
沖田を知って、早何年。正直こんな噂は、耳をふさいでも聞こえてくる。その手の話でモメた事もあるけれど、確かにそれを乗り越えて、今の自分達がいる。喧嘩したぶん、絆だって強くなった。
だからこんな話なんて……。

思う神楽の目の前に、甘く柔らかで、上品な、かつ可愛らしげのある香りが鼻を掠めた。
別に意識はしてなかったはずなのに、神楽はその香りに促されるように、視線をやった。

大きな二重に、ほんのりと赤い唇。頬には淡く色を添えて、でも、ケバくなく、可愛らしい。
ショートカットと、白いうなじ。
神楽は言葉を失った。
気づいたときには、逃げるように隠れる自分を見て、ハッとする。
(落ち着くアル、何、動揺してるネ)
胸にあてた掌は、確かに、神楽の動機が早くなっている事を知らせていた。
知り合いでもなければ、知り合う予定もない。接点なんて、ないんだから、早く無視して通りすぎればいい。
思い一歩を踏み出した神楽の足は、すぐに、再び止まる事となった。

「これと、これを、おくれやす」
娘が持っていたのは、二つのお守り。
そして、京なまり。
たった今、買い上げたそれを、大事に大事にと懐へとしまう。
この江戸で、京の娘がいて、お守りをかった。たったそれだけのこと。
そんな事はわかっていた。どこにでもよくある出来事。たわいもない日常の一部。なのに、神楽はさっきから、胸の鼓動がおさまらない。

「お嬢さん、恋人かい?」
見なけりゃいい、聞かなきゃいい。私には関係ない。
なのに、その柔らかく笑った笑顔と、染めた頬の色が眼(まなこ)から離れない。

「中に名前を入れた紙を入れるんだが、名前を聞かせちゃくれねえかぃ?」
娘は、こくりと頷き、ゆっくりと口を開いた。

「――――総悟さんと」


神楽は硬直状態になりながらも、今聞いた台詞は、聞き間違いではないかと、頭の中で確認している。
そんなに離れているわけでもない、でも近くにいるわけでもない。それに江戸の街はいつだってにぎやかだ。
だから、町娘、一人の声なんて、いくらでも聞き間違いしてしまう。
なのに、脳がたった今、記憶した言葉は、それがけっして、間違いではなかったと主張していた。

(嘘アル。嘘アル、嘘アル、嘘アル………・・・)

思いながら、神楽の足は、疾走していた。
その場から、一刻も早く立ち去りたいと願いながら。



そして、今、源外の発明品は、神楽の手の中へとあった。
確かに、見た目はぶさいくだけれど、あの男の腕だけは一級品。

説明も何も分からないままに、触っていると、僅か膨らんだ突起を見つけた神楽。
それを、反射てきにぽちっと押したその後、それがスイッチだったと気が付いた。

・・・・To Be Continued・・・・・
Category: Day After Tomorrow
Published on: Wed,  27 2014 16:40
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