Day After Tomorrow act9

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なじみのコンビニの自動ドアが開き、神楽の背中に店員の声がかかる。
ビニール袋に入っているのは、定番のイチゴ牛乳。ふと頭をあげた神楽の足がピタリと止まる。
一緒に両目が見開いた。

(沖田)
一瞬見ただけで、すぐに神楽には分かった。目の前にいるのは沖田 総悟だと。
後ろめたさが、あるのは、一体どっちだろう。すぐに神楽の視線は沖田を、拒絶した。
言いたい事も、聞きたい事もあるのに、それがうまく言葉に出せない。
だから、沖田の横を通りすぎた。……でも数歩いって、立ち止まった。そして振り返った。
(私は……悪くないアル)
思うが自信があるわけじゃなく、言葉は出ないまま。
すると、沖田は、神楽の手を引いた。

「ちょっくら、面かせや」





思い切り罵倒してやろうと思った。なんでもいいから。こんないい女つかまえて、何考えているんだとか。
冗談じゃないアル、お前なんかいらないネ、このヤローとか。ふざけんな、バカヤローとか。
でも、何も言葉が浮かばなかった。
だした言葉をもし、肯定されたとき、どう返していいのか分からない。だされた答えに納得できる自信もない。
嫌いになれる気になんて……もっとなれない。

薄暗くて、光の届かない路地の奥。付き合った当時、二人の秘密の場所だった。
陽の光の届かないこの場所は、声もよく響く。

泣いてなんてやるもんか。こんな男に。
いい訳なんか聞いてやらない、こんな奴。

(お前なんか、こっちから、願いさげネ、バカヤロー)
思いながら、神楽の手は、くしゃりと、沖田の服をつかんでいた。

「バカは、オメーでィ」
泣くも、寸前。神楽のくしゃくしゃになりつつ、頬を、沖田はぎゅっとつねって見せる。
痛いのは、この頬の痛みのせいだ。思うなり、神楽の目から、涙が落ちた。

「何一人で、暴走してやがる、馬神楽」
胸の中で、ひゃっぺん考えた問いに、沖田は呆れ顔で、その答えを神楽につきつける。
それがどうしてと、神楽は信じられなくて、沖田の言葉に耳を傾ける。

「テメーみてぇな、じゃじゃ馬、だれが手綱を取ると思ってやがる」
沖田の言葉はとても遠まわしで、分かりずらい。
いつだってそうだ。付き合ってから、……こいつの心が分からない。
「……バカはお前の方アル」
泣き声にまみれた声と、震えた唇。それをあっと言う間に沖田の熱がふさいだ。

許してやるもんか、こんなもんで。思いながら、舌先が絡みつく。騙されてなんて、やるもんか、思いながら、呼吸さへも奪われる。好きじゃない、大嫌い、叫びながら、沖田を抱きしめた。



・・・・To Be Continued・・・・・
Category: Day After Tomorrow
Published on: Sat,  13 2014 08:03
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